京つう

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2012年08月09日

やるか、やらないか。

今日は結構気温も低めで、昨日とかのように風が吹いていて体感温度が低いとかではない、涼しい過ごしやすい一日です。
夕暮れからまたヒンヤリとした気温になることを少し期待しています。空調も身体に合わないので出来れば消したいですからね。


そんな環境でしたから、先日から留守が多く気になっていた庭のアチコチを剪定バサミと箒を携えて闊歩していました。
多分来館者は少ないであろうという見込みで出たのですが、一時に固まって数名の方が訪れて下さいました。



まぁそこで色々と庭や関雪の事を話すのですが、話の流れで「ところで関雪の子孫は今何をされているのでしょうか?」みたいな感じになることがままあり、「今、あなたと話していますよ」みたいな返事をすると「えッ?」という顔をされてしまいます。

その方曰く「こんな邸に居た画家の子孫が、まさか庭を掃除しているなんて」と思ったそうですが、それは何というか先入観ってものなんじゃあないかと思います。別に公家や貴族じゃああるまいし、家の庭くらいは京都の方達は自分でやってますよ。



この庭の事にしてもそうだし、運営のことも他のことも結構思うのは「会社病」みたいなものなのではないかという事です。

会社や企業というものは、結構役割分担がハッキリしていて机上で言えば「効率の良いシステム」が作られている事が多いです。実際はというと、結局「挿げ替え可能なシステム」であって他の誰かがそこに居ても大勢に支障のないように作ってあるだけなんですけどね。だから社内ニートと呼ばれるような出勤しながらも連絡を取らない、仕事を受け持たない、能力の向上に努めない。そんな人が現れるんです。




この会社病の一番マズいところは、「仕事」を「人生」の一部と考えていないことだと思います。
バイト感覚で仕事中はあまり物を考えないように、心を殺しながら退社時間を待つ。そんな毎日を送る人もいるのでしょう。

でも、よく考えれば会社に居て仕事中だろうが、なんだろうが時間は等しく残酷に進み続けていくもの。
その間に成長を止めた人は仕事をしていた時間分成長していないし、適当にこなしていた人はその時間分だけ手抜きの人生を歩んでしまったということになってしまいます。




だから「仕事をする・しない」ではなく、「自分の人生を懸命に生きている・いない」と考えたほうが良いのだと思います。
仕事中を「自分の好きなこと、思うことが出来ない時間」なんて考えている人は、単なる現実逃避しているだけなんじゃあないでしょうか。

だから、最後に後悔しないよう。いつでも納得の行くよう。毎日汗かいて走り回るって訳ですよ。
これって何か悪いこと? You're doing, or not doing? 非常にシンプルな問題だと思うのですが。










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Posted by ハシモトシンジ at 16:59│Comments(0)【勤務日誌】
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