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2011年02月17日

特集展示 神戸ゆかりの日本画家たち 煌く和様の美



神戸ゆかりの美術館で今月の11日(金・祝)から、3月27日(日)までの期間中「特集展示 神戸ゆかり日本画家たち 和様の美」と題された展示が行われています。



もちろん関雪も神戸の出身ですから、リストインしたようで白沙村荘で所蔵している2作品が展示されています。





まずは【銀雪呈瑞(ギンセツテイズイ)1926】
雪持ち笹に飛来した叭々鳥がとまり、ザザァと雪が降り落ちる様を描いた作品。
この画題は1匹、5匹、7匹、そして11匹のバージョンがあるようですが残念ながら1匹以上描かれているものの所在は現在わかりません。

タイトルに使われている”瑞雪”とは大晦日の夜半・・つまり新年に降り積もる雪のことで、非常にめでたい雪であるとされています。

奇しくも今年はその瑞雪が降った歳なので、タイムリーかつめでたいことかと思います。





もう1作品は【牛(ウシ) 1939】
こちらは晩年に繰り広げられていた関雪の「白い動物」シリーズの系統だと思います。
額装にされた後ろに「牛」という元の箱書きが付けられていて、作品の制作年代と出品履歴を照らし合わせてみるとちょうど昭和14年頃に行われた軍艦奉納展に「牛」という作品が出されています。

これがその物という根拠はないので、多分その関連の中で製作されたもの・・と現在はしています。その物かもしれませんけどね。

タイなどに多く見られる牛なので、吉川英治との南方旅行に際してのスケッチから得た牛が原案になっているのかもしれませんね。



神戸に御用の際には是非ご覧下さい。

神戸ゆかりの美術館
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2-9-1 (神戸ファッション美術館1F)
Tel: 078-858-1520(代表)






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Posted by ハシモトシンジ at 14:11│Comments(1)【橋本関雪】
この記事へのコメント
神戸ゆかりの美術館、近々、行ってみます。楽しみです。
Posted by まっぴい at 2011年02月18日 09:37
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