2010年12月22日
来年の干支
寅年も残すところあと僅か。次の年は卯年です。
「家兎胡枝花(カトハギ)図(足立美術館蔵・島根)」
夏萩の下にいる三匹のウサギたち。二匹はパンダウサギと呼ばれる種類で、一匹は真っ白なウサギです。
関雪は晩年に動物をよく画題としていますが、それに伴い実際に動物を飼っていました。
このウサギたちも当時関雪が飼っていたものなのでしょう。
大正期のヨネ夫人の日記には「昨夜、主人帰朝の夢を見る。うさぎ、馬を連れて帰る。」
と書かれているので、その事がよく引き合いに出されています。
しかしこの頃はまだ金地院に仮住まいの身であるので、動物をたくさん飼っていた事実はなくあくまでも夢の話です。
兎は多くの子を成すことから「子孫繁栄」を願う画題としても扱われます。
そう考えた場合、関雪に三人の子供がいたことと、兎が三匹描かれていることを関連付けるのは、発想の飛躍というものでしょうか。
兎は可愛いからなのか、それとも干支の関係なのか結構な人気画題です。
この「家兎胡枝花図」の色紙と葉書もございますので、宜しければ新年の飾りにいかがでしょうか。
【お問い合わせ】 075-751-0446 白沙村荘事務局まで
「家兎胡枝花(カトハギ)図(足立美術館蔵・島根)」
夏萩の下にいる三匹のウサギたち。二匹はパンダウサギと呼ばれる種類で、一匹は真っ白なウサギです。
関雪は晩年に動物をよく画題としていますが、それに伴い実際に動物を飼っていました。
このウサギたちも当時関雪が飼っていたものなのでしょう。
大正期のヨネ夫人の日記には「昨夜、主人帰朝の夢を見る。うさぎ、馬を連れて帰る。」
と書かれているので、その事がよく引き合いに出されています。
しかしこの頃はまだ金地院に仮住まいの身であるので、動物をたくさん飼っていた事実はなくあくまでも夢の話です。
兎は多くの子を成すことから「子孫繁栄」を願う画題としても扱われます。
そう考えた場合、関雪に三人の子供がいたことと、兎が三匹描かれていることを関連付けるのは、発想の飛躍というものでしょうか。
兎は可愛いからなのか、それとも干支の関係なのか結構な人気画題です。
この「家兎胡枝花図」の色紙と葉書もございますので、宜しければ新年の飾りにいかがでしょうか。
【お問い合わせ】 075-751-0446 白沙村荘事務局まで
瑞米山 月心寺、大津大谷 走井について
生誕130年 橋本関雪展が終わって
橋本関雪大画室 存古楼改修工事 第1期終了のお知らせ
古代オリエント博物館 「古代の楽園 −神話、来世、桃源郷…−」
生誕130年 橋本関雪展@兵庫県立美術館 内覧会当日
生誕130年 橋本関雪展@図録通信販売のお知らせ
生誕130年 橋本関雪展が終わって
橋本関雪大画室 存古楼改修工事 第1期終了のお知らせ
古代オリエント博物館 「古代の楽園 −神話、来世、桃源郷…−」
生誕130年 橋本関雪展@兵庫県立美術館 内覧会当日
生誕130年 橋本関雪展@図録通信販売のお知らせ
Posted by ハシモトシンジ at 16:30│Comments(0)
│【橋本関雪】