2012年06月09日
出世稲荷移転の件
千本の出世稲荷が、大原に移転されることになったというニュースが昨日ありました。
出世稲荷、大原へ移転 老朽、資金難で:京都新聞
349年振りのお引越しとなる訳ですが、別段お商売の何かというわけではないので結構深刻な問題な気がします。
まずからして、神社が移転ということ自体が異常。氏子であっても無くても普通これはあり得ないことだと思うのです。
京都には寺社仏閣や、文化財を食いm・・いや紹介されるサイトや雑誌やライターさんなどがたくさん居るはずなのに、出世稲荷のみならずあまりそういった支援を呼びかける人は見たことがないのが現実。それもまた然り、詳しく知っているわけではなくパンフレットやWebから拾い歩いてしたり顔で語ったりしているだけの人々に期待をするだけ無駄ってもんでしょう。
しかし日本酒や神社に関する冷遇には以前から憤っているので、今回の件ももう少し深刻に考えなければいけないのではないかと思っています。
日本酒で言えば、米の酒と杜氏の文化をもう少し守る事が必要ではないでしょうか。
本当に旨い日本酒の価格は、ワインの中級とされるものにすら及んでいません。ワインが好きなのはまぁ趣味嗜好の問題なので反論しませんが、日本酒をもっと文化体系として理解して支援する人々がいなければ成り立たないのではないかと思うのですよ。
酒のめってだけの話ではなく。
神社も然りで、大社等はまぁおいといて小さな地域の神社などは宮司と別の仕事をかけもちしている人が多く、やはり勤めたりしている場合には時間が足りないわけで境内が寂れたりもするのが自然。でもやはり今まで遺った物に関しては遺せる限り遺すべきでしょう。
みんなが行くから、有名だから、この前紹介されていたから。そういう感じで日本酒も神社も一極集中してしまっている。
これはダメな事だと思うのです。
老朽化、改修の必要があるという点で白沙村荘も他人の心配をしている場合ではありませんが、こちらはこちらで頑張るしか無い事なのでやることやります。資金難も同じく。どのくらいまで事業が進むかも未定のまま改修工事が始まっていますので、先行きは不透明なままですが頑張るしか無いですからね。
出世稲荷さんの移転自体は悲しい出来事と考えますが、その決断をされた事自体に関しては英断ではないかと思います。
これを機会に再び栄えると良いのですが・・。この世情では厳しさは増すばかりなのかも知れません。
出世稲荷、大原へ移転 老朽、資金難で:京都新聞
349年振りのお引越しとなる訳ですが、別段お商売の何かというわけではないので結構深刻な問題な気がします。
まずからして、神社が移転ということ自体が異常。氏子であっても無くても普通これはあり得ないことだと思うのです。
京都には寺社仏閣や、文化財を食いm・・いや紹介されるサイトや雑誌やライターさんなどがたくさん居るはずなのに、出世稲荷のみならずあまりそういった支援を呼びかける人は見たことがないのが現実。それもまた然り、詳しく知っているわけではなくパンフレットやWebから拾い歩いてしたり顔で語ったりしているだけの人々に期待をするだけ無駄ってもんでしょう。
しかし日本酒や神社に関する冷遇には以前から憤っているので、今回の件ももう少し深刻に考えなければいけないのではないかと思っています。
日本酒で言えば、米の酒と杜氏の文化をもう少し守る事が必要ではないでしょうか。
本当に旨い日本酒の価格は、ワインの中級とされるものにすら及んでいません。ワインが好きなのはまぁ趣味嗜好の問題なので反論しませんが、日本酒をもっと文化体系として理解して支援する人々がいなければ成り立たないのではないかと思うのですよ。
酒のめってだけの話ではなく。
神社も然りで、大社等はまぁおいといて小さな地域の神社などは宮司と別の仕事をかけもちしている人が多く、やはり勤めたりしている場合には時間が足りないわけで境内が寂れたりもするのが自然。でもやはり今まで遺った物に関しては遺せる限り遺すべきでしょう。
みんなが行くから、有名だから、この前紹介されていたから。そういう感じで日本酒も神社も一極集中してしまっている。
これはダメな事だと思うのです。
老朽化、改修の必要があるという点で白沙村荘も他人の心配をしている場合ではありませんが、こちらはこちらで頑張るしか無い事なのでやることやります。資金難も同じく。どのくらいまで事業が進むかも未定のまま改修工事が始まっていますので、先行きは不透明なままですが頑張るしか無いですからね。
出世稲荷さんの移転自体は悲しい出来事と考えますが、その決断をされた事自体に関しては英断ではないかと思います。
これを機会に再び栄えると良いのですが・・。この世情では厳しさは増すばかりなのかも知れません。