2011年04月30日
バス停の位置と人の流れ
銀閣寺前というバス停が、白沙村荘の前に設置されています。元は鹿ヶ谷添い道に設置されていたものが、ある日突然に交通局から「移動したい」との話が来たのでした。
もちろん返事は「NO」。一見するとバス停があると何かのメリットがあるかのようですが、メリットなんて全く無いことをよく知っていますから。平気で唾やタンを吐く。灰皿もないのにタバコを吸い、その辺に捨てる。だらし無く何かをムシャムシャと食べながらバスを待ち、慌てて乗る際にはその辺にまた捨てる。
バスに乗る機会が多ければ自然とその辺りのことも解るのですが、残念ながらあまりその辺りのことをわかる人がいないのです。
そして不在の間にバス停の移動が決まっていました。今現在バスの設置されているお店の方がヤイヤイ言って来るとかで、交通局がまたしても連絡なしで来た際によく解らずにハイハイと返事してしまった人が居たのでした。
まず設置直後から、入り口の石橋がベンチと化しました。とりあえず注意を促してバス停を移動したのですが、やはりゴミが大量に堀に投げ込まれています。危惧していたことが全て現実化してしまいました。
そして一番心配していたことは、バス停を置いた地点から先に人が流れないのでは?という事。
それもまた予感が的中し、バス停から先にあった飲食店や小売店などが壊滅状態に陥ったのでした。
次々と閉店が始まり、そしてその原因は・・なぜだか白沙村荘のせいにされました。
「あそこがバス停を持っていったからだ」と一番言っていたのは、他ならぬ最初に交通局に苦情を入れた喫茶店の方だと言いますから皮肉なものです。鹿ヶ谷通りも閑散としてしまいました。
結局誰がバス停の移動で得をしたのか?これは誰も得をしなかったという救われない話です。
もちろん返事は「NO」。一見するとバス停があると何かのメリットがあるかのようですが、メリットなんて全く無いことをよく知っていますから。平気で唾やタンを吐く。灰皿もないのにタバコを吸い、その辺に捨てる。だらし無く何かをムシャムシャと食べながらバスを待ち、慌てて乗る際にはその辺にまた捨てる。
バスに乗る機会が多ければ自然とその辺りのことも解るのですが、残念ながらあまりその辺りのことをわかる人がいないのです。
そして不在の間にバス停の移動が決まっていました。今現在バスの設置されているお店の方がヤイヤイ言って来るとかで、交通局がまたしても連絡なしで来た際によく解らずにハイハイと返事してしまった人が居たのでした。
まず設置直後から、入り口の石橋がベンチと化しました。とりあえず注意を促してバス停を移動したのですが、やはりゴミが大量に堀に投げ込まれています。危惧していたことが全て現実化してしまいました。
そして一番心配していたことは、バス停を置いた地点から先に人が流れないのでは?という事。
それもまた予感が的中し、バス停から先にあった飲食店や小売店などが壊滅状態に陥ったのでした。
次々と閉店が始まり、そしてその原因は・・なぜだか白沙村荘のせいにされました。
「あそこがバス停を持っていったからだ」と一番言っていたのは、他ならぬ最初に交通局に苦情を入れた喫茶店の方だと言いますから皮肉なものです。鹿ヶ谷通りも閑散としてしまいました。
結局誰がバス停の移動で得をしたのか?これは誰も得をしなかったという救われない話です。
2011年04月29日
関雪の印と偽印について
印、または印顆と呼ばれるものについては一般的には大きな誤解があると思われます。
まず呼ばれ方。「判子(ハンコ)」や「落款(ラッカン)」など。別に完全なる間違いでは無いにしろ、やはり印と呼ぶことの方が正確なので「印顆(インカ)」または「印(イン)」と呼びたいところです。
ちなみに上記の呼び方は、本体を指して呼ぶもので捺された後のものは「印影(インエイ)」と呼びます。
これは現代でも同じように呼ぶので、さして難しい問題ではないと思います。
印顆については現代では「印鑑(インカン)」や「印章(インショウ)」と呼びますが、これらを専門にする人は結構寛容な場合が多いので違う言い方をしても意味が通じることが多く、それが呼び方の非統一に繋がっている気もします。
「判子」に関しては本来は木版摺りの事である「版行(ハンコウ)」が転じたもので、たくさんを同じように捺せるので当て字として使われ浸透しています。「版=判」ですね。
白沙村荘にはこのような印顆がおよそ500点ほど遺されています。
関雪自身の刻したものは無く、銭痩鉄や園田湖城などの篆刻家がその制作を担当しています。
500というのは実は常軌を逸した数であり、他には富岡鐵斎や会津八一などがそれに比するかそれ以上の印顆を遺していますが・・普通は10か20です。これらの数は異常なんですよね。
さて、ここで問題。数多い関雪の印顆の中でも有名なこの印。
本物はどちらでしょうか?
これは「そろばん落款」とかいう愉快な名前で呼ばれる事のある物ですが、どちらかは完全な偽印です。印影だけではなく印顆も押さえてありますが、完全に偽物作成用なのですよね。
このクイズに関しては解答は載せません。興味のある方はどちらかをじっくりと考えてみて下さい。
何カ所かの画商さんでもたまにこの偽印を見ることがありますから、結構出回っているみたいですよ。
まだまだこの手の印に関するAorBどっちが偽物?は沢山ありますからお楽しみに。
まず呼ばれ方。「判子(ハンコ)」や「落款(ラッカン)」など。別に完全なる間違いでは無いにしろ、やはり印と呼ぶことの方が正確なので「印顆(インカ)」または「印(イン)」と呼びたいところです。
ちなみに上記の呼び方は、本体を指して呼ぶもので捺された後のものは「印影(インエイ)」と呼びます。
これは現代でも同じように呼ぶので、さして難しい問題ではないと思います。
印顆については現代では「印鑑(インカン)」や「印章(インショウ)」と呼びますが、これらを専門にする人は結構寛容な場合が多いので違う言い方をしても意味が通じることが多く、それが呼び方の非統一に繋がっている気もします。
「判子」に関しては本来は木版摺りの事である「版行(ハンコウ)」が転じたもので、たくさんを同じように捺せるので当て字として使われ浸透しています。「版=判」ですね。
白沙村荘にはこのような印顆がおよそ500点ほど遺されています。
関雪自身の刻したものは無く、銭痩鉄や園田湖城などの篆刻家がその制作を担当しています。
500というのは実は常軌を逸した数であり、他には富岡鐵斎や会津八一などがそれに比するかそれ以上の印顆を遺していますが・・普通は10か20です。これらの数は異常なんですよね。
さて、ここで問題。数多い関雪の印顆の中でも有名なこの印。
本物はどちらでしょうか?
これは「そろばん落款」とかいう愉快な名前で呼ばれる事のある物ですが、どちらかは完全な偽印です。印影だけではなく印顆も押さえてありますが、完全に偽物作成用なのですよね。
このクイズに関しては解答は載せません。興味のある方はどちらかをじっくりと考えてみて下さい。
何カ所かの画商さんでもたまにこの偽印を見ることがありますから、結構出回っているみたいですよ。
まだまだこの手の印に関するAorBどっちが偽物?は沢山ありますからお楽しみに。
Posted by ハシモトシンジ at
14:33
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2011年04月28日
庭歩きのススメ
この数年で日本人は今まで捨てようとしていた独自の文化に回帰し、その中で日本庭園や自然に触れようという試みもそれに応じて増えてきているのではないかと思います。
ホンの10数年前まで白沙村荘と自分が置かれていた状況を考えると、それはものすごい変化なのですよね。墓守りだとか、非生産的だとか、過去の遺物だとかなんだとか。色々言われましたなぁ・・。
以前の酷さを考えるとまぁ今はマシなのか・・というとそんな事もなく、逆に向こうつまり経済世界では通用しなくなってきた人達の逃げ場としての「文化」という口上もあるわけで。
そういった感じの人は歩き方一つで解ります。「あぁ、この人は似非だな」と一発で解ります。
ついでに写真のとり方一つでも解ります。結局傍目から見たときに見苦しい感じなんですよね。
絵になる大人ばかりだと良いんですが、悪い見本がテクテク歩いていると若い世代にも悪影響はありますから。歩きながらタバコを吸うとか、道の真中でダラダラ溜まるとかってのも良い歳の大人が多いわけで。悲しい限りです。
そういえば数日前に白沙村荘を訪れた修学旅行の学生達は非常に礼儀正しく、きちんとしていて嬉しく思いました。
まずは「ここは写真撮っても良いのですか?」との質問。
最近はシャッター切りながら入門してくる来客が多かったので、普通のことながら嬉しい。
で、みんなで集合写真。その際に石塔の近くで撮っていたので気にしながら見ていると・・なんと! 苔をキチンと気にしながら整列して撮っているじゃないですか。
若いのになんて気遣いの出来る事だろうと驚き半分、嬉しさ半分でした。
いずれは一般公開止めて、こういう人だけの世界を作るのもアリだなとつくづく考えてしまいます。
いつからやるかを本気で考える時期が来たようですよ。ええ。
ホンの10数年前まで白沙村荘と自分が置かれていた状況を考えると、それはものすごい変化なのですよね。墓守りだとか、非生産的だとか、過去の遺物だとかなんだとか。色々言われましたなぁ・・。
以前の酷さを考えるとまぁ今はマシなのか・・というとそんな事もなく、逆に向こうつまり経済世界では通用しなくなってきた人達の逃げ場としての「文化」という口上もあるわけで。
そういった感じの人は歩き方一つで解ります。「あぁ、この人は似非だな」と一発で解ります。
ついでに写真のとり方一つでも解ります。結局傍目から見たときに見苦しい感じなんですよね。
絵になる大人ばかりだと良いんですが、悪い見本がテクテク歩いていると若い世代にも悪影響はありますから。歩きながらタバコを吸うとか、道の真中でダラダラ溜まるとかってのも良い歳の大人が多いわけで。悲しい限りです。
そういえば数日前に白沙村荘を訪れた修学旅行の学生達は非常に礼儀正しく、きちんとしていて嬉しく思いました。
まずは「ここは写真撮っても良いのですか?」との質問。
最近はシャッター切りながら入門してくる来客が多かったので、普通のことながら嬉しい。
で、みんなで集合写真。その際に石塔の近くで撮っていたので気にしながら見ていると・・なんと! 苔をキチンと気にしながら整列して撮っているじゃないですか。
若いのになんて気遣いの出来る事だろうと驚き半分、嬉しさ半分でした。
いずれは一般公開止めて、こういう人だけの世界を作るのもアリだなとつくづく考えてしまいます。
いつからやるかを本気で考える時期が来たようですよ。ええ。
2011年04月23日
木の素晴らしさを感じる
昨日、今日とメヒテル・メルツ(Mechtild Mertz)さんの「Wood and traditional woodworking in Japan」という本の出版記念展覧会が白沙村荘で催されています。
今日で終わりなのに何故に今日お知らせしているのか?
それは今日まで知らなかったからです。何やるのか知りませんでした。
会場にはメヒテルさんのコレクトした、日本の木工芸品が並べられています。
これらは本の図版に使用されたものばかり。
本も並べられています。白沙村荘で販売もしています。(多分)
確か・・ 6700円でした。御希望の方はお問い合わせ下さい。
春日杉の四方盆。木目が・・美しい・・。
もう一個黒柿の四方盆もありましたが、木目が写真に出ない上にフラッシュたくと照り返すんですよね。
椿の茶器。美しい・・。そればっかり言ってますが本当に綺麗。
日本人の遺伝子に刻まれた・・ というか、それで遺伝子が出来ているくらいに木の文化ってのは切り離せないものですよね。
木目の美しさを活かす。そしてそれを美しいと皆が感じる。
木を通じ、作る人と使う人そして見る人が共感しあうわけですよ。
素晴らしいじゃないですか?
Posted by ハシモトシンジ at
16:23
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2011年04月21日
兼高かおる様×和楽
今日は朝から取材スタンバイ。
予定より早くスタッフが着いてしまい、段取りが組めずにバタつきましたがなんとかこちらサイドの形は付いたように思います。
取材の内容は、和楽の特集らしく「世界の旅」で著名な兼高かおる様が来館されました。バンザーイ。
バンザーイと喜んでいるのは、館長・・つまり母が兼高かおる様の大ファンなんですよね。
お陰様で非常に喜ぶ母を見ることができ、私も嬉しい限りです。
いつ掲載かは知りません。またチェックして下さい。
予定より早くスタッフが着いてしまい、段取りが組めずにバタつきましたがなんとかこちらサイドの形は付いたように思います。
取材の内容は、和楽の特集らしく「世界の旅」で著名な兼高かおる様が来館されました。バンザーイ。
バンザーイと喜んでいるのは、館長・・つまり母が兼高かおる様の大ファンなんですよね。
お陰様で非常に喜ぶ母を見ることができ、私も嬉しい限りです。
いつ掲載かは知りません。またチェックして下さい。
2011年04月20日
坂井咲子作陶展
「坂井咲子作陶展」
2011年4月29日(金・祝)から5月8日(日)まで。
12時から18時。最終日のみ17時終了。
古い京都に魅せられて陶芸の世界に入りました。
主に古典文学に取材をして作陶しています。
今回は義経ゆかりの地にある築二百年の古民家”遊狐草舎”で、平家物語をテーマに展示させて頂くことになりました。
落ち着いた空間の中でお楽しみ頂きたく存じます。
遊狐草舎
〒603-8206 京都市北区紫竹西南町17-3
TEL/FAX 075-493-9369
blog http://www.yukososha.blogspot.com
2011年4月29日(金・祝)から5月8日(日)まで。
12時から18時。最終日のみ17時終了。
古い京都に魅せられて陶芸の世界に入りました。
主に古典文学に取材をして作陶しています。
今回は義経ゆかりの地にある築二百年の古民家”遊狐草舎”で、平家物語をテーマに展示させて頂くことになりました。
落ち着いた空間の中でお楽しみ頂きたく存じます。
遊狐草舎
〒603-8206 京都市北区紫竹西南町17-3
TEL/FAX 075-493-9369
blog http://www.yukososha.blogspot.com
2011年04月19日
野草喰い
今の時期に庭で取れるのは花山椒と筍、そして目立ちませんが野蒜(ノビル)など。
この数年は板場が使ってくれなかったので野蒜が大量です。美味しいのに。
なので掘り起こして持って行きました。
小さな玉葱のような白い部分を食べます。
今期から山菜や野草を得意とする板さんが入ったので、そちらにお任せしました。
当日は「師の喪に服している」との理由で、しばらく精進潔斎をしている客人が来ましたので完全精進にておもてなし。
季節の山菜と野草がきれいな前菜になりました。
タラの芽も最近は天婦羅ばかりでしたが、少し炊いた感じの物が出てきました。旨いし上手い。
桜の花と葉も、瓢箪も炊かれて美味しくなっていました。ヤマモモもいい感じ。
焼き生麩とヨモギ豆富の椀物、普茶で有名な山芋の蒲焼、筍とコゴミの鍋など久しぶりに精進づくしを頂きました。春にはもってこいのメニューですねコレ。
そんなコトがあってからは、ついつい庭を見て回り何か出来ていないかと探してしまいます。
何か出来ていないかな〜。
この数年は板場が使ってくれなかったので野蒜が大量です。美味しいのに。
なので掘り起こして持って行きました。
小さな玉葱のような白い部分を食べます。
今期から山菜や野草を得意とする板さんが入ったので、そちらにお任せしました。
当日は「師の喪に服している」との理由で、しばらく精進潔斎をしている客人が来ましたので完全精進にておもてなし。
季節の山菜と野草がきれいな前菜になりました。
タラの芽も最近は天婦羅ばかりでしたが、少し炊いた感じの物が出てきました。旨いし上手い。
桜の花と葉も、瓢箪も炊かれて美味しくなっていました。ヤマモモもいい感じ。
焼き生麩とヨモギ豆富の椀物、普茶で有名な山芋の蒲焼、筍とコゴミの鍋など久しぶりに精進づくしを頂きました。春にはもってこいのメニューですねコレ。
そんなコトがあってからは、ついつい庭を見て回り何か出来ていないかと探してしまいます。
何か出来ていないかな〜。
Posted by ハシモトシンジ at
12:40
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2011年04月18日
来住家住宅がテレビに出ているよ
たまたま付いていたテレビに、兵庫県西脇市の来住家が出ていました。
不可思議探偵団・・って、これは何の番組なのか。
何チャンネルなんだろう?
この家には関雪の為に建てられた洋館があるんですよね。
で、関雪の作品も結構在ったわけですよ。
昔取り壊される予定であった物なのですが、なんとかしたいというご当主の相談により橋本妙が京都大学などに要請して調査を行い、結果西脇市に寄贈され今に遺っている関雪所縁の文化財なのです。
しかしこんなバラエティ番組みたいなのに出てくるとは・・。
最初「梅吉」という名前が聴こえた時は、似た名前だとしか思えませんでしたが。
ともあれ金庫空いて良かったですね。 続きを読む
不可思議探偵団・・って、これは何の番組なのか。
何チャンネルなんだろう?
この家には関雪の為に建てられた洋館があるんですよね。
で、関雪の作品も結構在ったわけですよ。
昔取り壊される予定であった物なのですが、なんとかしたいというご当主の相談により橋本妙が京都大学などに要請して調査を行い、結果西脇市に寄贈され今に遺っている関雪所縁の文化財なのです。
しかしこんなバラエティ番組みたいなのに出てくるとは・・。
最初「梅吉」という名前が聴こえた時は、似た名前だとしか思えませんでしたが。
ともあれ金庫空いて良かったですね。 続きを読む
2011年04月18日
工事の進捗と雨の音
10年以上も前から思い描いていた白沙村荘の大規模改修工事も、2011年からようやくスタートしまずは最初の工事にある程度成果を見る辺りまで進んだように思います。
最初に取りかかったのは渡り廊下。渡り廊下と言えばあまり重要な部類ではなさそうに感じるだろうけど、工事中は建物が分断されてしまうこともあり何かと不便をおかけしてしまう事も多くあったので、早く完了することを望んでいるのは仕方ないこと。早ければ良いって物でもないのですが。
しかし、最近はあまり降らなかった雨が今日から降り始めそうで心配しています。
工事の遅延は何よりも嫌です。本来なら2016年まで十分に時間があったものが、遅れに遅れて今となり時間に余裕は・・・あまり無い。
遅れてしまったのは橋本家の責任ではあるものの、それをまた全うするのもまた家族の責任。
納得して貰いながら全てを行うのに10年はまだ短い方に違いない。
色々なところで聞く話では、さらに悲壮な話も沢山ありますから。
嫁にもいかずに家に居つく娘たちの話なんてザラで、しかも生活費まで無心するから修復に漕ぎ着けられないだとか、家が老朽化の極みにあって尚醜い身内のエゴで諍いを続ける兄妹の話だとか。
家を大事にしないのは結局親の教育が悪かったとは思えど、40超えてまで酷い有様なのは本人のせいでもあるのだろう。妙案は?と聞かれても自己解決してもらう他手立てはないのです。
とにかくあと少しで茶室の計画が始まり、そして次は大画室の事を考えなければならないので時間はないです。後5年で全てを行うとすれば、実に短い時間となるでしょう。
そして今やらないと、今後しばらくは出来ないことは明白なのです。
何事にも障害はつきものと、頑張ってくれる人間達の助けを受けながら白沙村荘という関雪の遺物はあるべき姿に向かっています。こちらも頑張らないと。
最初に取りかかったのは渡り廊下。渡り廊下と言えばあまり重要な部類ではなさそうに感じるだろうけど、工事中は建物が分断されてしまうこともあり何かと不便をおかけしてしまう事も多くあったので、早く完了することを望んでいるのは仕方ないこと。早ければ良いって物でもないのですが。
しかし、最近はあまり降らなかった雨が今日から降り始めそうで心配しています。
工事の遅延は何よりも嫌です。本来なら2016年まで十分に時間があったものが、遅れに遅れて今となり時間に余裕は・・・あまり無い。
遅れてしまったのは橋本家の責任ではあるものの、それをまた全うするのもまた家族の責任。
納得して貰いながら全てを行うのに10年はまだ短い方に違いない。
色々なところで聞く話では、さらに悲壮な話も沢山ありますから。
嫁にもいかずに家に居つく娘たちの話なんてザラで、しかも生活費まで無心するから修復に漕ぎ着けられないだとか、家が老朽化の極みにあって尚醜い身内のエゴで諍いを続ける兄妹の話だとか。
家を大事にしないのは結局親の教育が悪かったとは思えど、40超えてまで酷い有様なのは本人のせいでもあるのだろう。妙案は?と聞かれても自己解決してもらう他手立てはないのです。
とにかくあと少しで茶室の計画が始まり、そして次は大画室の事を考えなければならないので時間はないです。後5年で全てを行うとすれば、実に短い時間となるでしょう。
そして今やらないと、今後しばらくは出来ないことは明白なのです。
何事にも障害はつきものと、頑張ってくれる人間達の助けを受けながら白沙村荘という関雪の遺物はあるべき姿に向かっています。こちらも頑張らないと。
2011年04月11日
哲学の道 桜通信 後の祭り
本日、花吹雪!
しかも猛吹雪!!!
一斉に散った花びら達が流れ流れて・・・・
こんなんなってますけど( ; -_-)
銀閣寺橋から銀閣寺交番までの花筏が本日誕生しました。
多分・・ 夜には消滅か? お早めにどうぞ。
しかも猛吹雪!!!
一斉に散った花びら達が流れ流れて・・・・
こんなんなってますけど( ; -_-)
銀閣寺橋から銀閣寺交番までの花筏が本日誕生しました。
多分・・ 夜には消滅か? お早めにどうぞ。
2011年04月10日
哲学の道 桜通信 Vol.14 Final
皆様こんにちは、4月10日の哲学の道桜通信です。
今日は快晴、しかも満開と実に絶好の花見日和となりました。
色々と浮世の憂いもあることですが、沈んでばかりではいけないので花の頃には花を見て気持ちを落ち着かせることも必要であると思います。
今日の桜はこんな感じ。これ見て元気になる人がいるといいなぁ。
桜の向こうに如意嶽。格好良いアングルです。
オマケ。オトメツバキの花。なんだかハスのツボミみたいで綺麗なんです。
今日で配信は終了となりますが、花はまだまだ続きます。
浮かれた花見ではないにしても、こうやって花に触れ改めて日本っていいなと感じて頂ければ甲斐があるってもんです。
ではまた来年。
20110410 ハシモトシンジ
今日は快晴、しかも満開と実に絶好の花見日和となりました。
色々と浮世の憂いもあることですが、沈んでばかりではいけないので花の頃には花を見て気持ちを落ち着かせることも必要であると思います。
今日の桜はこんな感じ。これ見て元気になる人がいるといいなぁ。
桜の向こうに如意嶽。格好良いアングルです。
オマケ。オトメツバキの花。なんだかハスのツボミみたいで綺麗なんです。
今日で配信は終了となりますが、花はまだまだ続きます。
浮かれた花見ではないにしても、こうやって花に触れ改めて日本っていいなと感じて頂ければ甲斐があるってもんです。
ではまた来年。
20110410 ハシモトシンジ
2011年04月09日
哲学の道 桜通信 Vol.13 開花ピーク!
皆様こんにちは、4月9日の哲学の道 桜通信です。
昨日、今朝と雨が続きましたが昼からは快晴の模様。
自然人出も多くなりまして、バタバタとしながら日が暮れていき夕刻には矢吹丈よろしく真っ白な灰になる予定です。
燃え尽きちまったよ・・・ 真っ白に・・ な・・
とか言ってても明日もありますから。がんばらないと。
今日は人が多かったので、水面メインで写しています。桜撮ると人がたぁくさん写っちゃいますから。
まぁこんな感じです。開花予想バッチリです。
明日で一旦桜通信2011は終了となります。もう1回だけお付き合い下されば幸いです。
昨日、今朝と雨が続きましたが昼からは快晴の模様。
自然人出も多くなりまして、バタバタとしながら日が暮れていき夕刻には矢吹丈よろしく真っ白な灰になる予定です。
燃え尽きちまったよ・・・ 真っ白に・・ な・・
とか言ってても明日もありますから。がんばらないと。
今日は人が多かったので、水面メインで写しています。桜撮ると人がたぁくさん写っちゃいますから。
まぁこんな感じです。開花予想バッチリです。
明日で一旦桜通信2011は終了となります。もう1回だけお付き合い下されば幸いです。
2011年04月08日
ずっとウソだったんだぜ
youtubeで斉藤和義の「ずっと好きだったんだぜ」のメロディーに乗せて、「ずっとウソだったんだぜ」という原発批判の歌が流れています。
本URLは早々に削除されているものの、youtube上ではすでに拡散が始まり検索すればすぐに見る事ができます。
この「ずっとウソだったんだぜ」は、一部では斉藤和義本人によるセルフカバーだと言われていますが、果たしてそれは本当でしょうか?
確かにギターは上手く、声も本人のように聞こえます。
しかし、斉藤和義さんに感じるカッコよさが・・あまり感じられません。
じきに判明はするのでしょうが、本人でない事を願います。だってあまりにカッコ悪いから。
本URLは早々に削除されているものの、youtube上ではすでに拡散が始まり検索すればすぐに見る事ができます。
この「ずっとウソだったんだぜ」は、一部では斉藤和義本人によるセルフカバーだと言われていますが、果たしてそれは本当でしょうか?
確かにギターは上手く、声も本人のように聞こえます。
しかし、斉藤和義さんに感じるカッコよさが・・あまり感じられません。
じきに判明はするのでしょうが、本人でない事を願います。だってあまりにカッコ悪いから。
2011年04月08日
哲学の道 桜通信 Vol.12
皆様こんにちは、雨の京都から4月8日の哲学の道桜通信です。
シトシトと雨が降り、今日から始業のこともあり人は少なめです。
ソメイヨシノはあんまりですが、雨に濡れたシダレってのは非常に綺麗ですよね。
まるで沐浴をする美女のように、水の珠を身に纏いながらキラキラと美しく咲いています。
・・・ゆっくり花見したいですね。ハハハ。
いつもサクラばかりで飽きてきたので、今日はモモの花も少し入れてみました。
ノアノアの前に咲く、染め分けのモモ。赤と白だから源平桃らしいです。
ちなみに染め分けのモモはもう1種あり、こちらは関雪が持ち帰った楊貴妃縁の桃だとか。
楊貴妃縁の桃と言われる桃の1つ。これは染め分けではないですが花弁の形と色が若干珍しいです。
ジャジャーンと登場タケノコです。そろそろ生え始めてきましたね。
(※この後スタッフで美味しく頂きました)
今日はこんな感じで。明日はどうなるのでしょうか。
散るまでには今しばらくの猶予があるようですので・・。ではまた明日。
シトシトと雨が降り、今日から始業のこともあり人は少なめです。
ソメイヨシノはあんまりですが、雨に濡れたシダレってのは非常に綺麗ですよね。
まるで沐浴をする美女のように、水の珠を身に纏いながらキラキラと美しく咲いています。
・・・ゆっくり花見したいですね。ハハハ。
いつもサクラばかりで飽きてきたので、今日はモモの花も少し入れてみました。
ノアノアの前に咲く、染め分けのモモ。赤と白だから源平桃らしいです。
ちなみに染め分けのモモはもう1種あり、こちらは関雪が持ち帰った楊貴妃縁の桃だとか。
楊貴妃縁の桃と言われる桃の1つ。これは染め分けではないですが花弁の形と色が若干珍しいです。
ジャジャーンと登場タケノコです。そろそろ生え始めてきましたね。
(※この後スタッフで美味しく頂きました)
今日はこんな感じで。明日はどうなるのでしょうか。
散るまでには今しばらくの猶予があるようですので・・。ではまた明日。
Posted by ハシモトシンジ at
13:19
│Comments(0)
2011年04月07日
哲学の道 桜通信 Vol.11
皆様こんにちは、4月7日の桜通信です。
今日も暖かく、しかも気温が高いということで非常に気持ちの良い一日となりそうです。
久しぶりの眩さに目眩が起きそうでもありますが。まるでモグラみたいですね。もぐー。
ようやくシダレザクラも満開になり始め、見ごたえは十分でも咲き方は八分そんな桜の様子はこんな感じ。
いやぁー。清々しい天気です。気持ちいいです。
明日からも開花が続きそうなので、日曜日あたりがやはりピークでしょうか。
散り始めは来週水曜か? と予想してみます。
それではまた明日。
今日も暖かく、しかも気温が高いということで非常に気持ちの良い一日となりそうです。
久しぶりの眩さに目眩が起きそうでもありますが。まるでモグラみたいですね。もぐー。
ようやくシダレザクラも満開になり始め、見ごたえは十分でも咲き方は八分そんな桜の様子はこんな感じ。
いやぁー。清々しい天気です。気持ちいいです。
明日からも開花が続きそうなので、日曜日あたりがやはりピークでしょうか。
散り始めは来週水曜か? と予想してみます。
それではまた明日。
Posted by ハシモトシンジ at
11:17
│Comments(0)
2011年04月05日
哲学の道 桜通信 Vol.10
皆様こんにちは、哲学の道桜通信です。
今日も引き続き暖かい一日となりそうで、開花もみるみる間に進んでいます。
そして今日の開花の状況はこんな感じです。
水面に映る桜並木も綺麗なもんです。これが西向きか東向きかで見え方もかなり変わるんですよね。
今日は台湾あたりからの新婚さんも撮影に来ていました。
末永くお幸せに。それではまた明日。
今日も引き続き暖かい一日となりそうで、開花もみるみる間に進んでいます。
そして今日の開花の状況はこんな感じです。
水面に映る桜並木も綺麗なもんです。これが西向きか東向きかで見え方もかなり変わるんですよね。
今日は台湾あたりからの新婚さんも撮影に来ていました。
末永くお幸せに。それではまた明日。
Posted by ハシモトシンジ at
12:08
│Comments(0)
2011年04月04日
哲学の道 桜通信 Vol.9
皆様こんにちは、4月4日の桜通信です。
昨夜の寒さはどこへやら。今日は妙にあたたかい陽射しが照りつけています。
日陰や建物内はそんなに暖かくないですが、屋外の日向は結構暑いくらいです。
昨日から続く開花も、この分だともう少し早くなりそうです。
今日の写真はこちら。
最後の白い花は杏の花。花は桜に似ていますがもっと小さいです。
昔買った鉢植えが巨大化して大きな木になりました。
来月にはたくさんの実をつけていることでしょう。
それではまた明日。
昨夜の寒さはどこへやら。今日は妙にあたたかい陽射しが照りつけています。
日陰や建物内はそんなに暖かくないですが、屋外の日向は結構暑いくらいです。
昨日から続く開花も、この分だともう少し早くなりそうです。
今日の写真はこちら。
最後の白い花は杏の花。花は桜に似ていますがもっと小さいです。
昔買った鉢植えが巨大化して大きな木になりました。
来月にはたくさんの実をつけていることでしょう。
それではまた明日。
2011年04月03日
哲学の道 桜通信 Vol.8
皆様こんにちは、4月3日の哲学の道 桜通信です。
本日は「哲学の道散策のつどい」が銀閣寺道から若王子までの桜並木全域で行われ、白沙村荘でもマユマロ率いる京都国民文化祭のイベントが行われております。
しかしながら外の人通りは少なめ。
まるで平日のそれかのような雰囲気が漂っています。その分ゆっくり桜を楽しめる環境ですけどね。
そして今日の桜はこんな具合です。
これを撮影して、更新している間にもどんどん開花は進みます。
気温は低いんですけどね。日照に恵まれている感じ。
花冷えが通りすぎて、満開になってを考えると・・やはり7日以降なのか。
来週末が怖くて怖くて仕方ありません。まんじゅうこわい。
それではまた明日。
本日は「哲学の道散策のつどい」が銀閣寺道から若王子までの桜並木全域で行われ、白沙村荘でもマユマロ率いる京都国民文化祭のイベントが行われております。
しかしながら外の人通りは少なめ。
まるで平日のそれかのような雰囲気が漂っています。その分ゆっくり桜を楽しめる環境ですけどね。
そして今日の桜はこんな具合です。
これを撮影して、更新している間にもどんどん開花は進みます。
気温は低いんですけどね。日照に恵まれている感じ。
花冷えが通りすぎて、満開になってを考えると・・やはり7日以降なのか。
来週末が怖くて怖くて仕方ありません。まんじゅうこわい。
それではまた明日。
2011年04月02日
秦泉寺由子の世界展 × 帆足本家 富春館
大分の帆足本家富春館で、秦泉寺由子さんのキルト展が開催されるそうです。
行きたいですね・・。
帆足夫妻にもお会いしたいし・・ でも桜散るまでは動きが取れません。
また初夏にでも伺うことにしましょうか。
帆足本家富春館
行きたいですね・・。
帆足夫妻にもお会いしたいし・・ でも桜散るまでは動きが取れません。
また初夏にでも伺うことにしましょうか。
帆足本家富春館
2011年04月02日
哲学の道 桜通信 Vol.7
皆様こんにちは、4月2日の哲学の道桜通信です。
昨日の陽気は今日も引き続き、暖かい陽射しが桜並木に降り注いでいます。
昨日までは1分くらいだったのが、今日は2分以上の開きを見せる樹もあり今日明日での開花は結構なスピードで進みそうな気配です。
今日の桜の様子はこちら。
なかなか開かないかと思いきや、開く時は一気に進みますね。
とは言え、満開にはまだ遠く一般的な感覚で言うと「まだまだ」なのでしょう。
花はつぼみが美しいと考えるか、咲いてこその花だと考えるか。
ともあれ人の少ないうちに楽しめれば幸いですよね。
それではまた明日。
【 お知らせ 】
今秋に白沙村荘 橋本関雪記念館Webが完全リニューアルを行う予定です。それに伴いましてURLの切り替えが現在行われております。
旧URL→http://www.kansetsu.or.jp
新URL→http://www.hakusasonso.jp
しばらくは現状のままとなりますが、宜しければブックマークの変更をお願い致します。
昨日の陽気は今日も引き続き、暖かい陽射しが桜並木に降り注いでいます。
昨日までは1分くらいだったのが、今日は2分以上の開きを見せる樹もあり今日明日での開花は結構なスピードで進みそうな気配です。
今日の桜の様子はこちら。
なかなか開かないかと思いきや、開く時は一気に進みますね。
とは言え、満開にはまだ遠く一般的な感覚で言うと「まだまだ」なのでしょう。
花はつぼみが美しいと考えるか、咲いてこその花だと考えるか。
ともあれ人の少ないうちに楽しめれば幸いですよね。
それではまた明日。
【 お知らせ 】
今秋に白沙村荘 橋本関雪記念館Webが完全リニューアルを行う予定です。それに伴いましてURLの切り替えが現在行われております。
旧URL→http://www.kansetsu.or.jp
新URL→http://www.hakusasonso.jp
しばらくは現状のままとなりますが、宜しければブックマークの変更をお願い致します。
Posted by ハシモトシンジ at
12:03
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