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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年03月13日

ある世代の生涯

地震の事が頭から離れない。現地で起こっている無数の悲劇や、これからまだ起こるであろう様々は決して京都にも無関係ではないのです。

しかし、そんな事ばかり話していても仕方ないので、気分転換に戯言を書きましょう。




先日の事。MIHO MUSEUMに訪れた際に、とある人からいきなりこう聞かれたわけですよ。

「ところで眞次君は、何か文化財関係の勉強したの?」



・・・え? それを聞きますか。今さらながら。 しかしまぁ白沙村荘に出入りしている人でも、未だに僕が板前だと思っている人もいるので変な質問とも言えないのかも知れません。

でも、そういう質問はいかがなのかとフト考えるわけですよ。
「よく知ってるね〜」とかでイイじゃない。むしろ「もっと勉強しないとね」でも構いません。


そこで思い出したのは、10数年前の色々な人の話。


「そろそろニートも卒業して、外に出ればどう?」
「こんな墓守みたいな事してないで、もっとグローバルに羽ばたけよ」
「両親健在なんだから、居る必要ないじゃない?」

等々。まぁこの時父は既に寝たきりに近く、介護が必要な上に白沙村荘の経済状態もガタガタだった訳ですが。出てたら間違いなく個人所有の部分は吹っ飛んでいたわけなんですが。相続税というヤツで。



言ってる人達は、多分誰かから聞いた情報だけで親切に言ってるつもりなんですよね。
しかしそれが間違いの始まりの始まり。

人づてに聞いたことに真実はほとんど含まれていないということに、いつになったら気が付いてくれるのかと今日もトホホと嘆くわけです。



嘆いているのですが・・ 被災地のことを思うと、しょうもないことで悩んでる場合ではないと感じる訳で。未曽有の災害を対岸の火事と見る人が多くあるように、その人の置かれている状況なんてその人にしか解らないんですよね。

聞いてどうするって事も聞くし、言わなくてもいいことも言うし。でも、それが人間らしさってヤツで生きてる証なんだったら・・それでいいじゃないですか。



生きてさえいれば、それでいいじゃないですか。ねぇ?







  

Posted by ハシモトシンジ at 18:21Comments(0)