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Posted by 京つう運営事務局 at

2010年06月10日

大分から鑑定依頼

最近は世代交代の節目にあたるのか、鑑定依頼が多々あります。


大体は後世が絵画に興味なく、先代から受け継いだ作品の行く末を憂い、出来れば保管して貰いたいという内容。

鑑定というか相談ですね。




もちろん立場上鑑定もしますし、関雪作品のことなのでそれはもう真剣に向き合います。

鑑定ミスはありえないながら、作品の今後も気にしながら拝見します。




そして先日、大分から依頼がありました。

橋本関雪の屏風を持っているとの事なので話を聞いていました。そのうちに一度写真を送るという話になり、それを見てから大分に行くか否かを考えることにしました。



屏風の場合は運送に頼むとかなり高額になりやすく、それならばこちらから行く方が安上がりになるくらいですから。



そして今日、写真が届き早速見てみると・・。






関雪じゃない・・



偽筆とかそういう話ではなく、橋本関雪ではありませんでした。

印は「玉関」 ・・コレ、石原玉関ですよね。多分というか筆致がまさにそれ。




関雪ではない時点で範疇外ですから早速連絡をすると、必要な事項を話終えた瞬間に何も言わず電話切られてしまいました。


・・いやいや、別に怒ってないですよ?(満面の笑顔でボールペンをへし折りながら)
  

Posted by ハシモトシンジ at 22:18Comments(0)【橋本関雪】

2010年06月10日

展示作品に関するQ&A

白沙村荘には手狭ながら展示室があり、随時橋本関雪の作品や資料・収集品を展示しています。



物が日本画ですから、やはり四季折々に合わせた画題を出しながら展示を変えます。

今ですと季節的に水・蛍など。テ−マ展示として馬を出しています。




しかし展示の説明をしているとよく返って来る質問に??となることがあります。

その内容は


「あ、コレ入れ替わるんですか」
「常設じゃないんですか」など。



まずは入れ替えの無いところを知りたいです。日本画メインでそんなところがあるんですか。


あるのかしら。多分そう考える人がいるのならあるんでしょう。



あるという前提で言うと、長い時間掛けてはいけません。

物にもよりますが、反ってしまいシワの原因にもなりますし、裏打ちあたりにカビが出る要因にもなりますから。




ご存知だと思うのですけどね。
  

Posted by ハシモトシンジ at 12:46Comments(0)【橋本関雪】