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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年07月08日

一澤帆布の顛末

長らく続いていた東山の一澤帆布の相続係争が司法的な決着をみたらしい。


以前は大きく取り上げられ、騒がれていたこの諍いも、一応の区切りがついたということではあるが・・実にくだらない部類の話ではある。



当事者や関係者にとっては至極真面目に取り組んだ問題でもあるだろうし、それなりに時間も使ったことではあろうが個人的な思いで見ると家族で相食むような内容の話は正直聞いていてうんざりとする。


原因が誰にあるか。発端はどうしたことか。その後の経緯がどうなったか。



そんなことは問題ではない。
内側に向ける時間とエネルギーがあるなら、外側に向けるほうがよっぽど良い。互いに協力出来るならさらに良かったのに。




まぁ内容の是非はさておき、これはただの兄弟喧嘩だ。いい歳した大人がやることではない。

報道や人づてに聞く情報では弟に分があるみたいな感じではあるのだけど、兄弟と争うのは不孝。さらにそれが親から託された会社を舞台にしているのは大不孝だと思う。




そして一澤帆布は当面休業だという。


まずはこの諍いにより立ち上げた信三郎帆布が好調であること。そして係争期間中の一澤帆布の経営についての調査が終わるまでは営業再開を見合わせるとの内容らしい。




とりあえず司法的には結論が出たが、では兄弟の結論はどうなるのか。
いつの日か互いが少しは歩み寄るような話が聞ければいいのだけれども。



少なくともこの件が、京都で最後に聞いたくだらない諍いの話となることを願って止まない。
  

Posted by ハシモトシンジ at 23:22Comments(0)

2009年07月08日

月心寺の精進料理

月心寺から父の月参りにと、精進料理が届きました。


ご存知かも知れませんが、京都から伸びる東海道の大津の入り口辺りにあるこの寺は、庵主の村瀬明道尼が作る料理を今は亡き吉兆の湯木貞一さんや白洲正子さんが絶賛した経緯から料理寺としてよく知られています。



素材や料理の仕方に加えて、東海道三大名泉の走井の水が使われていますから鬼に金棒ですね。


水が良いから、やはり一番評価されるのは胡麻豆腐や煮炊き物。



小さな頃はあまり得手ではなかったこれら精進料理も、成人してからは好物として頂いています。




今日は大好きな山芋の煮物と、大徳寺麩、粟麩の揚げ浸しなどが来ていましたが、やはり今の時期は冬瓜を吉野仕立てにした椀が頂きたいところです。


あれは絶品だと思うのですが、月心寺の紹介がある際にもあまり取り上げられないことが多いのですよね。

あと、最後に出る結び昆布も。美味しいのにねぇ。




残念ながら今日は頂けなかったので、月末の太子祭まで我慢しましょうか。


そしてもし月心寺に興味を持ち、行きたい方がいらしたらお知らせ下さい。一緒に行きましょう。
  

Posted by ハシモトシンジ at 17:29Comments(0)