大分から鑑定依頼
最近は世代交代の節目にあたるのか、鑑定依頼が多々あります。
大体は後世が絵画に興味なく、先代から受け継いだ作品の行く末を憂い、出来れば保管して貰いたいという内容。
鑑定というか相談ですね。
もちろん立場上鑑定もしますし、関雪作品のことなのでそれはもう真剣に向き合います。
鑑定ミスはありえないながら、作品の今後も気にしながら拝見します。
そして先日、大分から依頼がありました。
橋本関雪の屏風を持っているとの事なので話を聞いていました。そのうちに一度写真を送るという話になり、それを見てから大分に行くか否かを考えることにしました。
屏風の場合は運送に頼むとかなり高額になりやすく、それならばこちらから行く方が安上がりになるくらいですから。
そして今日、写真が届き早速見てみると・・。
関雪じゃない・・
偽筆とかそういう話ではなく、橋本関雪ではありませんでした。
印は「玉関」 ・・コレ、石原玉関ですよね。多分というか筆致がまさにそれ。
関雪ではない時点で範疇外ですから早速連絡をすると、必要な事項を話終えた瞬間に何も言わず電話切られてしまいました。
・・いやいや、別に怒ってないですよ?(満面の笑顔でボールペンをへし折りながら)
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