説明して回る
たまに庭園の説明を依頼される場合があります。
他にある同様の場所ではボランティアガイドの方や、学芸の方が大体は説明に出ることが多いらしく身内がホイホイと出てくることは稀なようです。
説明の内容としては庭園の解説に絡めながら、関雪の半生を語る方式で行います。
別々に話すと長くなるので、時間制限のある場合はさらに縮めますが約一時間はかかります。
始めの頃は説明に四苦八苦しましたが、最近は段々と様になってきたようです。
関雪のように知名度はそれなりにあって、あまり実態が知られていない画家などは上手く説明をしないと興味を持って貰えません。
そのツカミとして、身内がヒョッコリ現れるというのは現状最適なのかもしれませんね。
とりあえず「何を話すのか」という興味は持って貰えるはずなので。
たまにスタッフを教育して、代わりに説明させろと言われます。
確かにそれも必要なことなのですが、自分自身で話さないと理解して貰うこと、そして共感して貰うことが難しくなりますからあまり安易に教え込むわけにはいきません。
こちらの意図と想いを汲み取りながら、心の入った説明ができる人を探し出せたらその時はお願いしようかと思います。
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