京つう

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2009年02月23日

遺された顔料




日本画では、膠に溶いた顔料を用いて絵を描きます。

膠は、動物の皮や魚などを煮て作る固着剤で現在でいうゼラチンです。


しばしば「水彩ですか?」と聞かれますがそれもあながち間違いではなく、厚塗りを嫌う関雪の場合にはそう見えやすい作品も多く見られます。




この膠に煤を入れると墨になるわけですが、黒色は煤だけではなく炭化した骨や、黒色の化合物や黒土なども使います。

白は蛤の殻を焼成した胡粉が有名ですが、蠣殻や石英なども白色として使います。




いわゆる岩絵の具以外にも、たくさんの自然由来顔料や化合物顔料などがあり、膨大な種類の色が使われていたようです。




先日、東京学芸大学の調査があり分散して置かれていた顔料を一箇所に集めたのですが、集めると色ごとに並べたくなるのが人情でして。

そしてずらりと並ぶ顔料を喜ぶ来館者が多いので、仕舞いづらくなってます。



来週の展示替えで仕舞わざるを得ないのですが、少し残念な気もします。


どこかに並べておくことが出来れば良いのですが。


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Posted by ハシモトシンジ at 15:20│Comments(0)【橋本関雪】
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