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2013年03月19日

京都哲学の道 関雪桜 桜徒然2013 Vol.0



今年も黄砂と花粉が舞い始め、啓蟄から三寒四温をくぐり抜けつつようやく小春日和に向かい始めました。
恒例の桜に関する更新を、今年も元気よく始めたいと思います。


さて、桜の状況はまだまだなので例によって「関雪桜」についてのお話から入りましょうか。

関雪桜とは哲学の道の北端(北白川今出川)より南端(若王子神社)までの疎水分線沿いに植樹された桜並木の総称です。
名前はこれらの桜が橋本関雪夫妻により京都市に寄贈されたことに由来しています。



大正10(1921)年に関雪がようやく画家として立ちゆくようになった事を契機に、お世話になった京都の方々に何か御礼ができないものかとよね夫人に相談したことから話が始まります。その話の中でよね夫人が「昨今世の雰囲気がとても暗いので、華やかになるような物を植えてはどうか。」と提案したことから桜を寄贈する事になったと言われています。

この辺が京都検定などで間違って出題される「よね夫人が植えた桜」という話の元になっています。
しかしながら大正期の夫婦関係で、未亡人でもないよね夫人が夫を差し置いて桜を寄贈するなんてことはまずあり得ません。



そうして大正11(1922)年に関雪夫妻から360本の、京都市から180本の桜が哲学の道に沿って植えられました。
その後も大正14(1925)年、昭和8(1933)年に入れ換えや再植樹などがされたようです。
白沙村荘の向かい側に建つ石碑は、よね夫人の死後に関雪が建てたもので桜と夫人についての七言絶句が刻まれています。
橋本関雪FBページ 関雪桜の詩碑




今年も桜は美しく咲き誇り、訪れる人の目を楽しませることでしょう。
夫妻の願いどおり、桜によって常日頃の憂さや日本を取り巻く世情の暗さを忘れながら笑顔となるに違いありません。





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Posted by ハシモトシンジ at 13:18│Comments(0)【関雪桜・桜通信】
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