京つう

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2012年05月06日

古都に大ネズミが絶賛大繁殖中

鴨川でヌートリアが大繁殖しているようです。
FNN news


外来種の大規模な繁殖というのは今に始まったことではなく、終戦後に持ち込まれて繁殖とか飼っていたものが逃げてどうとか。
温泉地の近くの川にグッピーが沢山いるだとか、厚木の川にピラニアというのもつい先日でしたか。

とかく昔から日本では外来種の生態系における危険性を無視して「興味あるから」「可愛いから」「別に人を襲うわけでもないから」と、無分別に野外飼育を楽しむ風潮があるように思います。



琵琶湖のブラックバスやブルーギルの問題も非常に深刻な影響を齎しているのですが、バスフィッシングのためにわざわざ放流する人もいるのだとか。ルアーでもなんでも付けて放り込めば勝手に食らいつく釣戯の為に、固有の生態をガンガン破壊しているわけです。早く厳罰化するほうが良いと思うのですが、行政は深刻に受け止めている気配がありませんね。




同じような感じで京都や大阪界隈でワサワサ増えている大ネズミ、ヌートリア。よく見るとただの大きなネズミであって気持ち悪いのですが、自分に従順な感じの物言わぬ動物に愛着を感じる人というのは実際に居るわけで餌付けが進行中だとか。
野良犬、野良猫または野生動物に餌付けをすることの危険性というのは、これまた深く物事を考えない人にとっては愛玩動物に餌をやるくらいの感じなのでしょう。でもダメ、絶対。

鴨川では鳶に餌をやったり、このヌートリアに餌をやったりしている人が多いのは周知の事実。




しかしヌートリアはネズミですから、放っておけば正にネズミ算式に増えてしまいます。
2匹が4匹、4匹が8匹、16匹、32匹・・と倍々ならまだマシ。2匹が4匹、16匹、256匹、65536匹と乗算で増えていく事でしょう。
その内に鴨川から高瀬川、堀川へ範囲が広がり、明け方の繁華街ではゴミあさりをするヌートリアが出現。

言ってる間に三条大橋の界隈で陸上へ上がるヤツも現れたりして。



で、数年後に外国から来た人が「Kyotoは大っきなネズミがウロウロしてて不潔な町だったよ」と言って、初めて京都市が駆除に乗り出しにかかるとかそういう流れになるんじゃあないでしょうか。対処療法、外圧反応。行政ってそんなもんです。


あと気になるのは鳶。ちょうど餌付けが行われている出町柳近辺というのは、幼児なども集まりやすいスポット。
パン放り投げてワァワァ言ってる人達は楽しいのだと思いますが、鳶は猛禽類ですから本来は肉食です。
昔などは乳幼児が持ち去られていた事例もあるのですから、いつもの餌場に来て餌を放る人がいない場合。
近くに小さな子がいたら・・ちょっと危険な気もします。



これらはよくよく考えないといけない問題ではないでしょうか。















Posted by ハシモトシンジ at 11:04│Comments(2)
この記事へのコメント
げっ、鴨川でもヌートリア?
西宮北口でもちょくちょく見ました。
そりゃあ、繁殖したら恐ろしい・・・

大鼠。巨大ねずみ。
でもヌートリアというと、
なんか可愛げのある動物のように思えてしまいます。
体形的には親近感わくし。

カタカナの威力恐るべし。

なんか厄介なもの、明言を避けたいものにはカタカナが多いですね。
ケアマネージャー
グループホーム
メイド
クリーンレディ・・・

あれ、ムーミンはなあに?
Posted by 克兵衛 at 2012年05月06日 16:25
克兵衛さん>ムーミンは「北欧似非河馬妖精」ですね。

ムーミントロールですから。
Posted by ハシモトシンジハシモトシンジ at 2012年05月08日 09:07
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