2011年05月29日
雨の日の憂い事
雨が降ると大気が落ち着くのでとても過ごしやすいのですが、色々と心配事が尽きないわけで。
20年ほど以前にされた建物たちの改修工事。それらがどうもあまり考えのない樋の付け方をしているようで、その為に雨水の流れが妙な方向に誘導されていて放置しておくとよろしくないのです。
実際に被害の出ているのは園路だとか、モルタルのタイルだとかが多いのですが庭園の形状維持が困難な場合もあるので出来る限り今回の工事で直してしまおうと考えています。
しかし、雨水のシュミレートすら出来ない人でも建物の工事に関わる可能性というのは実に高く、やはり設計監理などの段階で目端の利く人間が介在する必要性があるのですよね。
これらの弊害は文化財修復に関わる工費の高さが原因ともなっていますが、現在白沙村荘で工事を行なっている彼らの仕事の中身を垣間見てみるとそれも已む無しだと感じます。
目先の安さや、安易な妥協を避けるためにはその技術を理解するための知識が必須なのです。
後で余計に高くついたということがないように。取り返しの付かない事になる前に。
それは食生活であろうが、文化財であろうがなんであろうが結局一緒なのです。
20年ほど以前にされた建物たちの改修工事。それらがどうもあまり考えのない樋の付け方をしているようで、その為に雨水の流れが妙な方向に誘導されていて放置しておくとよろしくないのです。
実際に被害の出ているのは園路だとか、モルタルのタイルだとかが多いのですが庭園の形状維持が困難な場合もあるので出来る限り今回の工事で直してしまおうと考えています。
しかし、雨水のシュミレートすら出来ない人でも建物の工事に関わる可能性というのは実に高く、やはり設計監理などの段階で目端の利く人間が介在する必要性があるのですよね。
これらの弊害は文化財修復に関わる工費の高さが原因ともなっていますが、現在白沙村荘で工事を行なっている彼らの仕事の中身を垣間見てみるとそれも已む無しだと感じます。
目先の安さや、安易な妥協を避けるためにはその技術を理解するための知識が必須なのです。
後で余計に高くついたということがないように。取り返しの付かない事になる前に。
それは食生活であろうが、文化財であろうがなんであろうが結局一緒なのです。
最終更新
新美術館工事に関しての展示の休止につきまして
白沙村荘 橋本関雪記念館の年末年始の開館につきまして
白沙村荘紅葉通信2013 Final
白沙村荘紅葉通信2013 Vol.23
白沙村荘紅葉通信2013 Vol.22
新美術館工事に関しての展示の休止につきまして
白沙村荘 橋本関雪記念館の年末年始の開館につきまして
白沙村荘紅葉通信2013 Final
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Posted by ハシモトシンジ at 05:33│Comments(0)
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