京つう

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2010年02月18日

『箔の美 野口康作品展−画材としての箔』

金箔や銀箔は、古来その材質の持つ独自の美しさから多くの美術品に用いられてきた。



金工・漆芸・染織のみならず、仏画の截金文様や金碧画の背景などをはじめとして、画材としての長い伝統がある。


今回の展覧会は、老舗の「箔屋」としての経験と技術、さらに現代の美意識をあわせもつ作家野口康氏の近作を中心に構成されている。


作品は単なる箔を貼ったというものではなく、箔の材質や貼り方に工夫をこらし、箔のもつさまざまな属性を生かしながら、作品に仕上げられている。まさに箔という材料の可能性を様々なかたちで見せてくれる展示となっている。



本展は一般的な美術展とは異なり、さらにもう一つの大きなテーマを含んでいる。近年テレビや新聞でも話題となっている尾形光琳筆「紅白梅図屏風」(MOA美術館蔵)の問題である。


画面に用いられている金色が、金箔か金泥(消粉)かという問題について、野口氏は実際に金箔を扱う立場から一つの考え方を提示している。自ら制作した資料をもとに「金箔説」を主張する学術的な成果の発表の場としての意味も含んだ展示となっている。




今回の展覧会は、普段あまり注目されることが多くない「箔」の美しさを鑑賞し、そして考えるまたとない機会である。



『箔の美 野口康作品展−画材としての箔 光琳筆紅白梅図金箔・金泥問題に迫る−』 | 花園大学



2006年に行われた花園大学での展覧会です。

この機会に再度開催をと思うのですが。


長きに渡り続いた論争はいかなる終幕を迎えるのか・・。



Posted by ハシモトシンジ at 09:40│Comments(0)
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