京つう

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2010年01月10日

えべっさん

そういえば今日は十日恵比須ですね。さぞかし大和大路には人がたくさんいらっしゃることでしょう。

寒い上に人混みが嫌いなので、あまり行く気はありません。寧ろ粟田口の黒恵比須に参る方が気が楽かも知れません。



しかし恵比須ほど混ぜ混ぜされた神様は珍しいのではないかと思います。



名前からして当て字で恵比須。他で言うと胡、夷、戎。胡はペルシャなどの西域、夷は北方、戎はウイグルなどの西域ですよね。全て大陸の民族に使用される呼び方です。


胡田も「エビス」と読みますが、そのまま読むと「こた」。逆さにした田子や田胡、または多胡などは、羊大夫を代表とするペルシャ系の異民族集団がそのルーツです。




蛭子と書く「えびす」は日本神話の国津神からですね。小船に乗せられ、海に流されたくだりから海洋神と結び付いたとされますが、実は本末転倒しているのではないかと思います。



つまり、海洋信仰ありきで蛭子神が引っ張り出されたのではないだろうかと思うのです。



ま、七福神自体外来神ばかりなので何を今更な話ですが。

また興味が沸けば、平安初期からの恵比須の変遷を調べてみようかと思います。



Posted by ハシモトシンジ at 16:17│Comments(0)
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