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2012年07月17日

郭巨山にちなんで




今年の祇園祭の一番くじが「郭巨山」でありましたので、それにちなんで橋本関雪の「郭巨」をご紹介。
これは古代中国の二十四孝と呼ばれる考を尽くした人物を題材とした作品で、3幅対となっています。

描写の方式が西洋の宗教画を彷彿とさせる雰囲気を持ち、左に郭巨。右に幼子を抱いたその妻。
そして中央に土中から出た金の釜が描かれています。



と言ってもストーリーを知らないとさっぱりわからないので、一応解説をしておきます。



郭巨図 大正8(1919)年 橋本関雪筆


郭巨(カクキョ)は二十四孝の一人。貧しい暮らしながら、母に母子の孝養を尽くしたことで知られている。

郭巨の妻に子供が産まれ、3歳になった頃に郭巨の母は孫を可愛がり、自分の少ない食事を分け与えていた。母を心配した郭巨が妻に「母が食事を孫に分けているが、我が家は貧しく十分な量の食事がとれていない。このままではとても無理だ。もし夫婦であれば子供はまた授かるだろうが、母親は二度と授からない。ここはこの子を埋めて母を養うことにしよう」と言った。

妻は悲嘆に暮れたが、夫の命には従う他なく、3歳の子を連れて埋めに行く。郭巨が涙を流しながら地面を少し掘ると、黄金の釜が出て、その釜に文字が書いてあった。「孝行な郭巨に天からこれを与える。他人は盗ってはいけない」。

郭巨と妻は黄金の釜を頂き喜び、子供と一緒に家に帰ってさらに母に孝行を尽くした。





とても良い話です。孝行には色々種類がありますが、今も昔も母親に尽くす事が最上とされています。
儒教的な思想ではありますが、普遍的な母と子の愛情について説いているのだと思います。

でも父親も大事にしましょうね。(と一応言っておきます)


  


Posted by ハシモトシンジ at 22:33Comments(0)【橋本関雪】