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Posted by 京つう運営事務局 at

2012年06月03日

蛍の季節



水無月に入り、少しばかり蒸し暑さも感じられ始めると「あぁ、そろそろ梅雨に入るかな」と思います。

湿り気に誘われるようにヘビも顔を出し始め、虫たちも俄然その勢力を増してくるのです。
蚊も出始めて、そろそろ蚊取り線香とキンカンが必須アイテムとなるのですよ。


甲虫類はもう少し先の話しながら、そういう時期になると毎年「そろそろかなぁ」と待ち遠しくなるのです。
何がかと問われると、そりゃあ蛍がそろそろ舞い始めるのではないかと思っている訳です。蛍。



やっぱり綺麗ですから、あの光をジイッと見ているとなんだか過去も未来もどうでも良くなってしまい、時間も空間も溶けて行きながら自分自身が闇に溶けてしまって、その中から視界だけを蛍の放つルシフェリンの明滅に開いているような。そんな錯覚におそわれるのです。




関雪も幾つかの蛍を描いていますが、これは白沙村荘に所蔵されている色紙大の作品。




ゲンジボタルが川べりの草に止まってゆっくりと光っている情景です。
関西在住の方はやや早く、関東在住の方はゆっくりとした明滅に脳内補正しながら見て下さい。


秘密の穴場はどんな具合かな〜 見に行きたいなぁ。


  


Posted by ハシモトシンジ at 19:20Comments(0)【橋本関雪】