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Posted by 京つう運営事務局 at

2012年05月07日

茶室の工事が終わってから

連休も終わり、ようやく少しは常の仕事の流れに戻れるのではないかという甘い・・実に甘い考えを起こしている今日この頃です。


この期間の連休というのは新年度の始めみたいな感じでして、明けてから急に思い出したかのように厄介な内容の事が立て続けに起こりやすいというのを私は知っています。なんせ毎年喰らっていますからねハハハ。

去年は今くらいから京の夏の旅などが挟み込まれ、工事の進捗と相まって偉くパタパタしていた気がします。
工事といっても渡り廊下の方の工事で、茶室は実際には全く工事は行われていませんでした。先方では準備をされていたようですが。



先日の茶室の再建事業に御協力頂いた方達への内覧会の際にも、「これで一安心ねぇ」と慰労してくださる方が多かったのですが実はまだ事業的には山3合目なのです。

茶室の一件は警察・消防ともに「原因不明」との結論が既に出ているようで、不明ということはまぁ人為的なアレなのだと思いますが当時の取材に来た人達が「漏電の可能性を今調べている所です」と言ったのを受けて「漏電で火災、茶室全焼」とか報じてしまったので、すっかり巷では「漏電で燃えたらしい」やら「茶室を使った不始末でやったらしい」など実しやかに囁かれているようです。
それが回りまわってこちらに聞こえてくるんですけどね。えぇ、聞こえてきます。誰が言っていたかまで聞こえてきます。やだねぇ。

実際は人為的なアレ以外の可能性は殆ど無いのですが、当時も今も色んな人から怒られています。
なんというか理不尽な事ですが、そんなに出来た人ばかりではないのだから仕方ないとも言えます。


結局、茶室の再建=必要最低限の事業となり、そこから0またはマイナススタートになってしまった訳です。
本当は茶室の改修は予定されておらず、大画室と主家(オモヤ)の改修と庭園の整備に大部分の精力を注ぐ予定だったのですが・・。




結局2010年に関雪最初の画室、懶雲洞(ランウンドウ)の改修。2011年に渡り廊下聞木犀香亭(モンモクセイコウテイ)の改修。
そして2012年に茶室、倚翠亭(イスイテイ)と憩寂庵(ケイジャクアン)の再建事業が行われました。
今からまた大画室、存古楼(ゾンコロウ)と主家瑞米山(ズイベイサン)の改修が待ち構えています。


取り敢えず2016年の白沙村荘造営100周年に向けて、工事の殆どを後3年で完了しなければならないという事だけは確実なのです。
さぁ、頑張るぞおぉ〜・・・。おぉ〜・・。 (・.・;)  


Posted by ハシモトシンジ at 20:54Comments(0)【勤務日誌】