2009年07月24日
華揚の猿も素敵
来月頭から、奈良の松柏美術館にて企画展「山口華揚展」が開催されます。
この華揚さんは、西村五雲門下の日本画家でやはり京都画壇の画家らしく動物が上手い。
上手いだけではなく友禅彩色家の父譲りなのか、カラーバランスもとても優れていて非常に柔らかな優しい画面を作り出すことに長けています。
特に私が意識するのは「原生」と題された作品。
ご覧のように黒い手長猿が描かれた絵です。手長猿と言えば、私の曾祖父である関雪の好画題。
初めて関雪以外の猿を見て、こりゃ凄いと感じたのがこの「原生」でした。
一応関雪と華揚さんは京都画壇の繋がりのみならず、私的な交わりもあったようで同時期に同じ画題の作品が幾つか確認されています。
<山口華揚展は松柏美術館で8月4日から9月30日まで開催。詳しくは松柏美術館ホームページまで>
この華揚さんは、西村五雲門下の日本画家でやはり京都画壇の画家らしく動物が上手い。
上手いだけではなく友禅彩色家の父譲りなのか、カラーバランスもとても優れていて非常に柔らかな優しい画面を作り出すことに長けています。
特に私が意識するのは「原生」と題された作品。
ご覧のように黒い手長猿が描かれた絵です。手長猿と言えば、私の曾祖父である関雪の好画題。
初めて関雪以外の猿を見て、こりゃ凄いと感じたのがこの「原生」でした。
一応関雪と華揚さんは京都画壇の繋がりのみならず、私的な交わりもあったようで同時期に同じ画題の作品が幾つか確認されています。
<山口華揚展は松柏美術館で8月4日から9月30日まで開催。詳しくは松柏美術館ホームページまで>
2009年07月24日
0724FRI 登録
文化財の登録という制度があります。
一般的には文化財は指定を受け、ご存知のような国宝や重要文化財みたいなものとなります。
指定文化財と呼ばれるこれらは条件も厳しく、中々なることは難しいのです。
登録の場合は審議はあれど、条件などが緩やかなこともあり比較的簡単になれます。
まぁ、その簡単になれるというのが現状問題が蓄積する要因ともなっているのですが。
行政から見た登録文化財の立場は単なる準備段階にすぎず、だからこそ規制もほぼ無く緩やかなのです。
しかし一般的には指定と登録は混同されており、「この度○○は登録文化財に指定されました」という誤った内容の紹介が蔓延しています。
あくまでも登録と指定は別物なので、登録文化財制度に不満があるなら指定を目指せば良いのにといつも思うわけなのです。
自分が持ってる文化財に対しては他力本願じゃいけませんね。
一般的には文化財は指定を受け、ご存知のような国宝や重要文化財みたいなものとなります。
指定文化財と呼ばれるこれらは条件も厳しく、中々なることは難しいのです。
登録の場合は審議はあれど、条件などが緩やかなこともあり比較的簡単になれます。
まぁ、その簡単になれるというのが現状問題が蓄積する要因ともなっているのですが。
行政から見た登録文化財の立場は単なる準備段階にすぎず、だからこそ規制もほぼ無く緩やかなのです。
しかし一般的には指定と登録は混同されており、「この度○○は登録文化財に指定されました」という誤った内容の紹介が蔓延しています。
あくまでも登録と指定は別物なので、登録文化財制度に不満があるなら指定を目指せば良いのにといつも思うわけなのです。
自分が持ってる文化財に対しては他力本願じゃいけませんね。