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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年01月26日

吉田山荘の衝立

真如堂から神楽岡に向かうと、ほどなく吉田山荘が在ります。


隣には神社があり、珍しい逆立ちをした焼き物の狛犬が居たりして中々楽しいエリアです。



元は昭和初期に東伏見宮様が、京都大学に通学する際に造られた屋敷であったその場所は、現在料理旅館として開かれています。



そしてそこには関雪が松を描いた大きな衝立があります。

行ったことのある人なら「あぁ、あれか」と思い出せるはず。



なんせ玄関を上がった目の前にドンと置かれていますから。




しかし残念なことに、描かれた大半は消え失せています。


剥落や褪色ではなく、完全な消失です。




残された一部から、墨で描かれた松に金泥で着彩した画であったことが伺い知ることが出来ます。




今からでは調査、再現もかなり難しい状況ではありますが、完全であったこの衝立を見てみたい気がします。




さぞや立派な風格を纏っていたのでしょうね。

実に惜しい話です。
  

Posted by ハシモトシンジ at 18:04Comments(0)【橋本関雪】

2009年01月20日

関雪桜、クローン植樹



今日の京都新聞の一面の記事に、哲学の道の桜が岡山県の森林総合研究所との提携によりクローン化され、植樹されるとありました。



この桜は、通称「関雪桜」と呼ばれています。

関雪と妻のよね夫人が、京都への報恩として植樹した桜の並木です。




今までの話では木の老齢化が進んでいるため、伐採して新たな植樹を進めると聞いていましたが、クローン植樹となればそれは一つ有意義な試みですから嬉しいニュースですよね。





これを機会に、関雪桜の名前がより知られれば関雪夫妻が行った植樹も意味を増してくるのではないでしょうか。




植樹は再来年あたりだそうですが、今から楽しみです。
  

Posted by ハシモトシンジ at 11:29Comments(0)【橋本関雪】

2009年01月20日

名前の由来

白沙村荘(ハクサソンソウ)という名前は、よく間違えられてしまいます。



よくあるのは白沙山荘と言う間違い。

あとは読み。「ハクシャサンソウ」とか「シラサムラソウ」など、中々バリエーションに富んでいます。




この白沙村荘という名前は、関雪が付けたものですが本人はそのことについて説明をしていません。


説明をしているのは、栖鳳門下で関雪と親しくしていた金島桂華という画家です。


それによると、白沙村荘とは近在にあった村の名に因んだのだという。


ちょうど白沙村荘の西側を流れる白川のあたりに白川女(シラカワメ)で知られる白川村という村があり、白川砂と呼ばれる良質の川砂が産出されていた。



そしてこの川砂に因み、村は白砂村とも呼ばれていたという。




これを正しく沙(川砂の意味)に置き換えたのが白沙村荘。


荘は屋敷の意味ですから、「白沙(砂)村にある屋敷」という名前なんですね。



これまた荘と付くばかりに、別荘だという勘違いが絶えないわけですが・・。


中々に大変です。
  

Posted by ハシモトシンジ at 09:34Comments(0)【白沙村荘】

2009年01月18日

茶室




初釜を白沙村荘でしたいという知人の願いを聞くため、朝から準備に奔走。


茶室は主屋からずいぶんと離れたところにありますから、炭や湯を用意するにも走り回らなければいけません。



ようやく席が始まり一安心。写真は待合に使った問魚亭。

大きな窓が美しい、特徴的な建物です。




あまり頻繁に使わない部屋ですが、しつらえてやると嬉しそうにしています。


部屋が喜ぶと、こちらもなんだか嬉しくなります。
  

Posted by ハシモトシンジ at 12:04Comments(0)【白沙村荘】

2009年01月17日

橋本関雪展開催のお知らせ





2009年4月より、全国4会場で橋本関雪の展覧会を行います。

それ以前の関雪展は、加古川で震災直後に行われたものが最後ですから実に15年ぶりとなります。


奇遇にも、奈良の松柏美術館で2月1日まで橋本関雪展が開催されていますから連携していないのに皮切りは既に済んでいるような気分です。


会場は4カ所。
姫路市立美術館富山県水墨美術館島根県立美術館京都大丸ミュージアムKYOTOです。

姫路展は4月25日から6月7日まで。
富山展は6月19日から7月26日まで。
島根展は8月5日から9月14日まで。
そして京都展は9月30日から10月12日までとなります。


皆様是非お楽しみに。




  

Posted by ハシモトシンジ at 15:55Comments(0)

2009年01月16日

射し込む光




朝の優しい光が窓から射し、竹やぶの緑が目を潤します。


ここは懶雲洞。懶雲とは漂う雲の意味。

関雪が使用した画室の一つです。



白沙村荘では、東山からの太陽がいつも美しく庭を照らしています。


特に朝方の光は、まばゆく強く池に射しているので室内もその反射光で満たされて気持ちが良いです。




このままボンヤリとして、日光浴していたいものです。
  

Posted by ハシモトシンジ at 15:30Comments(0)【白沙村荘】

2009年01月15日

雪化粧




今日も朝から雪がシンシン。


山も薄化粧の装いで、何やら神秘的な感じがします。


今はテレビの撮影中なのですが、ハラハラ雪が舞い始めたりするたびにカットの声が入ります。




そうこうしているうちに日が昇り始めました。実に綺麗な景色です。


今日も一日良い日でありますように。
  

Posted by ハシモトシンジ at 09:32Comments(0)【白沙村荘】

2009年01月04日

丑年の展示

今年の干支は丑。


なので牛が描かれた屏風を展示しています。



昨年春に下絵の整理をしていると折よく牛が見つかりましたので、屏風に仕立てて公開しました。


描かれているのは、源平合戦から「倶利伽羅峠の戦い」

義仲が維盛らに攻めかける火牛の計の場面です。



関雪は、この場面を史実に伝えられているような「角に松明を括り付けた牛」とせずに、背後にある猛火に追われて敵陣に突撃する姿に描いています。




この絵は下絵にあたるのですが、完成稿にあたる作品が未だ見当たらないことから未出品であった可能性も高いように思われます。



※展示は1月末日まで行う予定です。
  

Posted by ハシモトシンジ at 21:13Comments(0)【橋本関雪】

2009年01月02日

謹賀新年





新年、明けましておめでとうございます。

今年は丑年なので、関雪の「牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)」から牛を紹介致します。

牡丹花肖柏は室町時代の連歌師です。歌号の牡丹花は、由来が判然としていませんが牡丹の歌が有名であったからだとも、こよなく牡丹の花を愛していたからだとも言われています。


この絵で描かれていますのは、本来は角に金箔を貼付けた牛の背にのった肖柏が京都の都大路を悠然と闊歩していたという逸話に依ります。

肖柏は風狂な一面を持つ歌人として知られていましたが、尾形光琳などの肖像画からはその側面は窺い知る事が出来ません。関雪はあえてその場面を描く事で、自身が共感を持った肖柏の面白い部分を強調したのではないでしょうか。



白沙村荘では毎年、干支色紙を作成していますが今回はこの牡丹花肖柏をトリミングした牛の色紙でした。頭に飾られた牡丹の花が華やかでいい感じです。






  

Posted by ハシモトシンジ at 14:51Comments(0)【橋本関雪】