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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年11月16日

白沙村荘紅葉通信2011 Vol.4

皆様こんばんは、一日ぶりの白沙村荘紅葉通信です。

昨日からの急激な冷え込みが功を奏し・・てはおらず、相変わらず紅葉は始まりません。
しかしながら、緑と言うよりは若干オレンジがかったような色になって来ているので、じきに紅葉するんでしょう。


紅葉を見て高揚。そして光陽によりさらに紅葉。
とりあえずなんか疲れていることだけは解りますね。意味不明なこと言ってますし。


景色的には良いのがないので、アングルとして良い感じのものをピックアップ。





後ろに写り込んでいるのは大画室存古楼ですね。白沙村荘のメインとなる建物です。
2012年度から大規模改修が予定されている建物です。

現在は茶室の改修が着々と進んでおり、もう間もなく屋根が付きそうな気配です。
完了は2012年4月頃。出来上がった茶室を見るのも良いのですが、申し込みさえあれば工事現場見学も出来ますよ。

興味のある方は一度メールでお問い合わせ下さい。電話は不可です。




  


Posted by ハシモトシンジ at 22:27Comments(0)【白沙村荘】

2011年11月14日

白沙村荘紅葉通信2011 vol.3

皆様こんにちは、11月14日の白沙村荘紅葉通信です。


今日二階に上がって少し見てみると、やや赤く染まり始めた部分が増えていました。
下から見るとまだ青や黄色に見えるのですが、てっぺんは赤くなっています。




カエデ以外にはウルシ、ビナンカズラ、ニシキギなどが綺麗に色づいています。









しかしホトトギスは咲いてるわ、キクもススキも満開だわで・・季節感無いですね。
このままどんな感じに向かうのか。また続けてお知らせ致します。
  


Posted by ハシモトシンジ at 12:37Comments(0)【白沙村荘】

2011年11月13日

白沙村荘紅葉通信2011 Vol.2

みなさまこんにちは、11月13日の白沙村荘紅葉通信です。

今日も相変わらず暖かい日で、銀閣寺参道は人だらけです。
なんというかところてんみたいに人が押し出されてきています。

しかし鹿ヶ谷を挟んだこちら側は非常に静かで、閑静な庭園という風情です。
静かなのが一番なんですが・・ 運営的にはどうなのかと。



さて、今日の庭園の様子。








やはりあまり紅葉は進んでいません。
池の周りは毎年一番早く色づく箇所なのですが、ここがこんな感じということはやはりまだ10日位はかかるのかもしれません。

また明日も様子を見に行きたいと思います。
続報をお待ちくださいね。


  


Posted by ハシモトシンジ at 14:57Comments(0)【白沙村荘】

2011年11月12日

白沙村荘紅葉通信2011 Vol.1

皆様こんにちは。2011年の白沙村荘紅葉通信をそろそろ始めようかと思います。

今年は冷え込みが遅いせいで、なかなか色づきが始まりません。
ウルシやニシキギなどは結構染まったり、散ったりしていますがカエデがとにかく遅いです。
大部分がまだ青葉のままで11がつもそろそろ半ばに入っております。


まずは参考までに過去2年間の紅葉通信。

2009年の11月27日

2010年の11月22日



来週にはリンク先のような色づきになるのではないかと思いますが、今日もまた暖かいです。
雨で遅いだけならまだしも、また数年前みたいに上で枯れてしまうのではないかと心配しています。





明日には庭園の写真を撮影してみたいと思います。
続報をお待ちください。(待っている人がいれば・・の話)



  


Posted by ハシモトシンジ at 14:21Comments(0)【白沙村荘】

2011年10月17日

茶室の工事が本格化




今日から茶室の工事が本格化し始めた様子です。
ずっと材料検査が続き、そして選定が済んだら刻みが始まり中々始まらないな〜・・と考えていましたが始まると速い! ・・ハズ。

刻みというのは、木材を手作業でコツコツ刻んで礎石の肌に添わせたりする作業です。
その仕事の様子はまさに職人。皆さんに見てもらいたいのですが、職人さんは基本恥ずかしがりやさんですからね。



さて、この茶室がメインではなく今からの諸々の工事こそがメインだということはあまり周知されていません。
しかしここからが・・山で言えば4合目。一番キツイ難関です。

なぜ今年から色々始まっているのか、それを話すのは少し内部的な問題もあります。
それらは依然問題として残っていますが、よく話し合いをする中で「やるのか、やらないのか」という言葉がよく出てきます。

コレは多分、外部の方の口癖が影響されているのだと思いますが「Yes or No?」という事を口にする方がいるんですよね。




自分としては「やるのか、やらないのか」という質問自体がナンセンス。
「如何に進めるか」だけが問題であって、「出来ない、やらない」なんて選択肢はありませんよね。

意味があるのか無いのかを考えること自体が意味のないこと。
嫌なら最初から関わらなければ良いんです。外部の方も、身内もね。



とりあえずは22日の国民文化祭イベントで、経過報告を行いたいと思います。
興味のある方は是非どうぞ。



  


Posted by ハシモトシンジ at 21:15Comments(0)【白沙村荘】

2011年08月04日

白沙村荘の白松



京都市緑化協会が発行している「今日のみどり」のコラム「歴史を語る京の木」に、白沙村荘の白松が紹介されています。




【白松(ハクショウ)】
中国の北西部が原産。中国では神聖な木とされ、王宮や墳墓、寺院などに植栽されています。樹皮は光沢のある淡灰色で、松葉が全て3葉なのが大きな特徴です。マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus bungeana。英名は Lacebark pine。


非常に珍しい松で、赤坂璃宮や藤森神社そして白峯神宮などに存在しているらしいのですが見たことはありません。




関雪が持ち帰った物は残念ながら枯死してしまい、伐採されましたがその子孫が脈々と育ち続けています。この松は未生が出ないので簡単には増えませんが、今ある小さな未生達が後に白沙村荘を代表する白松となります。

その頃には自分もおじいさんだなぁと考えつつ、我が子を見るかのような気持ちでチビ白松を見守っているのでした。




京都市緑化協会の皆様、取材ありがとうございました。




  


Posted by ハシモトシンジ at 17:59Comments(0)【白沙村荘】

2011年07月01日

白沙村荘改修工事・存古楼の軒先砂利敷



長年に渡り私の視覚を苦しめていた存古楼の軒先。墨流しのモルタルが白くハゲた上に、松の根やモルタルの中性化によりバッカンバカンに割れていたのですよね。

非常に見苦しく、来館の方にも「モゴモゴ」と濁しながら説明をしていたわけです。




それがようやく応急ながらいい感じに変わりました。







茶室の土間を保護するために敷いていた砂利を移動しただけではありますが、見た目が綺麗にはなったかと思います。どうでしょう? 最初の写真と見比べていただいて。
同じアングルで撮っていれば良かったのですが・・でもまぁ解るからいいか!(明るく微笑みながら)


これもまた「京の夏の旅」に向けた事前準備の一つ。
来週からは展示関係の準備が始まります。早くしないとね。

  


Posted by ハシモトシンジ at 14:46Comments(0)【白沙村荘】

2011年06月17日

渡り廊下の改修工事現況0617

6月も半ばとなり、改修工事もいよいよ佳境に入りました。
野地板、土居葺きが終了しあとは左官と瓦葺きが進行しています。

全ての完了はまだ先々ですが、取り敢えずは茶室も控えていますから巻いて巻いてのピッチで毎日何かが行われています。


現状はこんな感じです。



渡り廊下の立ち上がりが復活しました!! いい感じのカーブです。
以前は水にやられていてかなり下がっていましたから、景色がよくなりましたね。




こちらは手洗の壁面。粗壁、下地が終わり今から中塗前の作業。 
壁面のレベルを同一にするために土が盛られています。乾けばもう少し白いです。




これは縁に近いところに施される”コマイ”と呼ばれる補強。
藁を塗りこんで強度を上げるのです。




今からもドンドンと往時の姿に近づく工事は続きます。乞うご期待。
  


Posted by ハシモトシンジ at 16:15Comments(0)【白沙村荘】

2011年06月13日

小学館 和樂7月号 兼高かおるに学ぶ旅の教科書



小学館から発行されている和樂の7月号特集、「兼高かおるに学ぶ旅の教科書」の”庭の美”に白沙村荘が紹介されています。

紹介されているのみならず兼高かおる様にも直接お越し頂きまして、40年来の兼高かおるファンである館長が当日は終始ニコニコと微笑み続けていました。感謝します。


皆様も是非御覧下さい。立ち読みではなく・・ご購入にてよろしくお願い申し上げます。
見慣れた景色も撮り方が違うのでやたら新鮮です。


和樂7月号  


Posted by ハシモトシンジ at 15:41Comments(0)【白沙村荘】

2011年06月09日

高台寺圓徳院茶室と白沙村荘茶室憩寂庵

ようやく改修工事も茶室の番となりました。先日に入札が終わり、今から細かな設計監理と内容の吟味が始まろうとしています。


【白沙村荘 茶室憩寂庵(ケイジャクアン)】

この茶室の小間は高台寺圓徳院の茶室を写したものであると伝えられており、中に使われている材は奈良の寺院より供されたものだということです。

幸いに数寄屋請負も遺されているので、それを基軸として補完使用材をせんたくしていくことになります。床柱など一部の材はそのまま使用です。




これが高台寺圓徳院の茶室。やっぱり少し似てますね。



まだ先の話にはなりますが、早く戻ってくるのを楽しみにしています。
その次は・・ とうとう画室の工事に着手。先は長い。

  


Posted by ハシモトシンジ at 18:38Comments(0)【白沙村荘】

2011年05月13日

白沙村荘改修工事@渡殿改修経過報告

2011年2月末から始まった白沙村荘造営100周年事業。

現在の状況は「主家玄関部屋根」「主家玄関部壁と犬走」「主家座敷部畳入れ替え」「渡殿全体改修」が進行し、「渡殿全体改修」以外は完了しています。


渡殿に関しては最終完了は10月あたり。木工事完了はもっと早いので、左官と建具を残すのみとなった時点で覆いを取り払いたいと考えています。大丈夫かな。







現在は素屋根という覆いが渡殿全体にかけられています。

渡殿の長さは直線で15m、全体幅は10m近くあります。しかも2階接続部までがその構成範囲に入っているんですよね。しかし非公開の主家部に接続されており、一般公開ルートから外れていることもあってあまり目立ってはいません。


現在は屋根下地の土居葺きが行われており、その後瓦工事、建具、左官と続いていきます。


梅雨入り前・・というか、夏の旅開始前に片がつくと良いのですが。


  


Posted by ハシモトシンジ at 12:49Comments(0)【白沙村荘】

2011年05月12日

ホンモロコ




先日の大雨の際に池の端にホンモロコが打ち上げられていました。


造営当時に白沙村荘に引き入れられていた疎水分線の水を通り、テナガエビやホンモロコまたは川ウナギなど多種多様な生物が池に入りそしてその末裔が住まい続けているのです。そしてご存知のとおりホンモロコは絶滅危惧種。

最近養殖なども盛んになり始め、モロコの佃煮なども増えていますが琵琶湖のモロコは相変わらず増えていないようです。



原因は外来魚。ブラックバスやブルーギルなどに駆逐されて行く小さな固有の生命。

平安神宮と白沙村荘だけが、直接疎水から受水していなかったためにその被害を受けていません。
なんとかこの状態を保ちながら、いずれはまた疎水からの水を入れるように考えてみたいと思います。
  


Posted by ハシモトシンジ at 11:49Comments(0)【白沙村荘】

2011年04月28日

庭歩きのススメ

この数年で日本人は今まで捨てようとしていた独自の文化に回帰し、その中で日本庭園や自然に触れようという試みもそれに応じて増えてきているのではないかと思います。

ホンの10数年前まで白沙村荘と自分が置かれていた状況を考えると、それはものすごい変化なのですよね。墓守りだとか、非生産的だとか、過去の遺物だとかなんだとか。色々言われましたなぁ・・。



以前の酷さを考えるとまぁ今はマシなのか・・というとそんな事もなく、逆に向こうつまり経済世界では通用しなくなってきた人達の逃げ場としての「文化」という口上もあるわけで。

そういった感じの人は歩き方一つで解ります。「あぁ、この人は似非だな」と一発で解ります。
ついでに写真のとり方一つでも解ります。結局傍目から見たときに見苦しい感じなんですよね。




絵になる大人ばかりだと良いんですが、悪い見本がテクテク歩いていると若い世代にも悪影響はありますから。歩きながらタバコを吸うとか、道の真中でダラダラ溜まるとかってのも良い歳の大人が多いわけで。悲しい限りです。


そういえば数日前に白沙村荘を訪れた修学旅行の学生達は非常に礼儀正しく、きちんとしていて嬉しく思いました。

まずは「ここは写真撮っても良いのですか?」との質問。
最近はシャッター切りながら入門してくる来客が多かったので、普通のことながら嬉しい。


で、みんなで集合写真。その際に石塔の近くで撮っていたので気にしながら見ていると・・なんと! 苔をキチンと気にしながら整列して撮っているじゃないですか。
若いのになんて気遣いの出来る事だろうと驚き半分、嬉しさ半分でした。



いずれは一般公開止めて、こういう人だけの世界を作るのもアリだなとつくづく考えてしまいます。
いつからやるかを本気で考える時期が来たようですよ。ええ。










  


Posted by ハシモトシンジ at 15:09Comments(0)【白沙村荘】

2011年03月07日

京都 舞妓大撮影会の詳細

先日告知しました3月27日(日)の舞妓大撮影会に関しまして。

撮影会の詳細はこちらまで。

主催はPhoto pertner west(関西写真材料商業組合)、Photo pertner Kyoto(京都写真材料商業組合)のWebはこちらから。


撮影監修、指導は溝縁ひろし先生。

モデルとなる舞妓さんは芸妓ふく光さん、舞妓ふく愛さん、舞妓里乃さん、舞妓君綾さん、舞妓とし夏菜さん。
さらに参加者が増えたため、舞妓ふく帆さんと芸妓富美苑さんが追加参加の様子。

とし夏菜さんは先日に「宮川町のマナカナ」と評判になってた方ですね。



なにやら申し込み数が多いみたいで・・ でもその日はもう見ないようにするわけで・・
世にも珍しい、苔を踏んでも怒らない努力をする私が現れる日。それが3月27日。

まぁ最初から踏む人多数が前提ですからね。カメラ持ちはファインダーの向こうしか見ませんから。
いろんな生物の習性は把握しているつもりです。



そんな事で、当日は庭園内をカメラを構えた大勢の方が舞妓さんを見つけてはパシャパシャやる状況となりまして、一般の方が非常に困ることが予想されていました。

なので当日は閉めときます。厳密に言うと空いてますけど入れません。本当にスミマセンと最初に謝っておきます。



Photo pertner Kyotoの舞妓大撮影会ページにある、痛い系のカウンタに免じて御容赦下されば幸いです。

  


Posted by ハシモトシンジ at 11:11Comments(0)【白沙村荘】

2011年03月03日

雪と紅梅




少し雪をかぶった紅梅の花。
陽が射すたびにキラキラときれいな白い帽子。

とってもよく似あっています。  


Posted by ハシモトシンジ at 21:13Comments(0)【白沙村荘】

2011年03月03日

3月27日(日)の一般公開につきまして

3月27日の日曜日は「京都舞妓大撮影会」開催につきまして、誠に勝手な事ながら一般公開を停止とさせて頂きます。

大人数での撮影が行われるに際しまして、一般の御客様に不愉快な思いをして頂くよりはとの判断によるもので、御来館を予定されておられます場合には何卒日程変更などを御考慮下さいますようお願いを申しあげます。



白沙村荘 橋本関雪記念館
副館長 橋本眞次拝  続きを読む


Posted by ハシモトシンジ at 19:47Comments(0)【白沙村荘】

2011年02月19日

存古楼にてバンケット







造形大の春秋座にて上映される映画の監督と女優が、フランスから来日との事で急遽立食のパーティーをする話となりました。

これも国際and文化交流のためです。



寒くなりそうですが、頑張りますよ。・・え? 予算ですか?

いやいや、そんな・・国際and文化交流の為なんですから。野暮な話はナシにしましょうよ。

















夜は立食で15000、着席で20000円くらいの予算を見て頂ければ。(しれっと)  


Posted by ハシモトシンジ at 18:45Comments(0)【白沙村荘】

2011年02月15日

渡殿(聞木犀香亭)



昨日から改修の始まりました渡殿は、外からは見ることが出来るものの通常は非公開のエリアに属しているのであまり御覧になった事のない方も多いと思います。

使用する場合などは、存古楼で何かしらの会をする時に主家の手洗や控えの間に行く時くらいに使う事がありますが。




踊り場の上には「聞木犀香亭」という扁額が架かっています。

その名の通り廊の両脇に多くの金銀木犀が植えられていて、花の時期には香りが風に乗り運ばれてくるようになっています。香りは「嗅ぐ」ものではなく、「聞く」ものなのですよね。



今回の工事では、腐朽の進んだ屋根部を下ろした後に全解体を行い、その後不陸調整などを経て再度組み上げていきます。結構大掛かりな工事です。

しかしこれがまだ序の口の工事なのですよね。 


この後茶室、大画室、主家、正門・北門、持仏堂、庭園、展示室と続きますから。
工事は続きますが、資金が続かないという悪い冗談みたいな話です。アハハハハ ハァ・・




  


Posted by ハシモトシンジ at 13:21Comments(0)【白沙村荘】

2011年02月14日

今日から改修工事スタート

白沙村荘造営100周年に向けた”平成の大改修”とも呼ぶべきものが、本日より具体的な形で始まりました。

まずは渡殿から開始。今日はその解体作用のために足場が組まれています。
造営から約100年。そろそろ建物も庭園も限界に近づいていますから。



こういった事は、やること自体は非常に明快で始まると早いのですが、関係者・・特に所有者サイドの認識と判断が伴わないと非常にリスクの高い事業に変貌してしまいます。

要するに、適当にやるくらいなら触らない方がマシ・・・って事ですね。特に知識と覚悟のない人は。




日本全国に遺されている文化財も、良いものだから勝手に遺ったなんてことは絶対にありません。
現在は非常に強力な寺社においても、存亡の危機を乗り越えながら時間を重ね遺っている訳です。

遺す意味。遺す方法。そして遺った後に活用する具体案。



特に若い世代がそれをキッチリと学び、見据えて動かないとこれからも次々と悲しい運命を辿る文化財が生み出されしまうことでしょう。

意志と覚悟、そして知識のない人間にとっては文化財というのは只の重荷に過ぎません。
もし「遺していくのは大変だ」と僅かでも思う方がいるのなら、あんまり向いていないと思いますから早めに諦めるのも覚悟の一つです。



ただ遺跡に住みつくジプシーよろしく「文化財商売」を続けるくらいなら、行政にでも明け渡す方がマシなのではないでしょうか。

それが出来ないなら。それが嫌なのなら。


きちんとやり遂げることを覚悟しましょうね。









  


Posted by ハシモトシンジ at 12:41Comments(0)【白沙村荘】

2010年12月14日

白沙村荘改修開始

予てより計画が立てられていた「白沙村荘改修」が、ようやくスタートしました。


まだ入札段階ではありますが、緩やかながら確実に進み始めた事に喜びを感じます。



予定としては2010年末渡り廊下改修から開始、その後茶室再建、大画室存古楼改修、主家瑞米山改修、そして持仏堂や門などをやりつつ庭園も手を入れる予定が2015年まで続きます。


2016年には白沙村荘造営100周年が予定されていますから、それでまずは一段落・・です。




かなり大規模な事業となりますが、いつかはやらねばいけない事ですからね。

それに木造文化財は時間の経過で軽微な損傷が、重大な結果を齎す事も十二分にありますから。やるべき時にやらなきゃいけません。



楽しみでもありますが、バタバタの毎日が5年続くので健康管理もキチンとしないと。倒れるわけにはいきません。





さて、まずは明日から資金作りのため、三条大橋で托鉢でも始めますか。

袈裟はどこにしまったかな?
  

Posted by ハシモトシンジ at 18:25Comments(0)【白沙村荘】